あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

漢詩に挑戦

2014-06-26 00:43:01 | 燕京歳時記
 人生初、漢詩の作詩。頭が痛くならない程度に、いまヒネっている最中。

 ある公園に行った際に、鳥の声にカエルの声、水の音に、花々に木々、蝶に蜂
と自然を上手く残しながら綺麗に整備された園内を一人で2時間近く散策してい
る最中に、ふと一句閃いたので、そのまま園内で歩きながら詩作気取りで、フム
フムと考え事をしていた。

 残念ながら、人声によって我に帰ったわけだが、そこをまた詠み込んでみたら
どんどん長くなって、五言絶句くらいを考えていたものが、五言律詩が出来そう
な勢いになったので、なんとか八句整えて、推敲を始めることとした。

 まだ習作であり、ネイティブチェックが完了していないが、押韻も一応終わったので、
ここでサラシてみたい。まぁ、ありふれたモチーフなので、似たようなものは多分、
既にあるだろうが、一応、自分としてはオリジナル。


观大運河森林公園感  大運河森林公園を観て感ず


蒲間蓮華开       蒲の間に蓮の花が咲き 

芦草长       葦はうっそうと生い茂る

头上闻鸣啭       頭上に聞く小鳥のさえずり

足下响蛙蹦       足下に鳴る蛙の跳躍 

森林给树荫       森林は木陰を与え  

花养蝶和蜂       花は蝶と蜂を養う

忽听远人声       突然遠くに人の声を聞き 

就醒仙境梦       一瞬にして覚める仙境の夢

 3と4、5と6の対句はますまずの出来栄えかと、自分で言うのもなんだけど。
 首聯(1、2句)、頷聯(3、4句)、頸聯(5,6句)、尾聯(7、8句)
の起承転結になってなくもないと思い込み、自己満足。

 2、4、6、8句の末尾に韻を踏むのだが、engで揃えてみたものの、中国人
に見せて文章としておかしくないかどうか、ネイティブチェックを受けなければ・・・。
 すでに3人の40代に見せたが、彼らも添削不能とか。詩作など中国人ですら
行わないらしい。ウーン困った・・・。
 
 平仄までは考えていられないので、せめて韻だけは揃えておきたいのである。

 なお、お分かりと思いますが、日本語は和訳であって読み下し文ではありません。 

初旅行(その10 余談)

2014-06-21 00:54:34 | 旅行
 1泊2日の旅行だけで10もの記事を書いてしまった。
 さすがにこれで打ち止めにしておく。

 中国の大手旅行社が企画・販売した日本人駐在員向けのツアーに申し込んだ
わけだが、行き帰りの渋滞と高所恐怖症で足が震えたことをを除けば、実に快
適であった。

 運転手は道に詳しく、混み具合からの到着予測も実に正確で、いつまでかか
るということでのストレスがなかった。配車の仕方も日本風で、進行方向に向
かって、かつ乗りやすいところで待機してくれた。気さくで、休憩中は何度か
言葉も交わした。

 ガイドさんはユーモアがあって、バスの長い乗車時間を飽きさせることなく、
現地での解説も丁寧で、文化・歴史に明るく、ベテランならではの安心感が
あった。

 昨年施行された改正旅遊法(日本でいう旅行業法)によって、お土産屋に立
ち寄ることも禁じられ(もちろん望めば連れて行ってくれる)、料金も明朗会
計になっている。

 1560元(約26,500円相当)で一人部屋追加料金、宿泊料、バス代、
食事代、入場料、ガイド料と全部入っており、お値打ち感たっぷりであった。

 参加者アンケートがメールで送られてきたので、運転手とガイドさんを褒め
ちぎって回答した。

 この会社の企画にはまた参加しようと思った。 

初旅行(その8 承徳 写真編4 小ポタラ宮)

2014-06-20 00:32:08 | 旅行
 ご存知の方も多いでしょう。
 チベットはラサにあるポタラ宮。
 ご存知なくても写真はご覧になったことがあるでしょう。

 こんな感じの建物です。
 でも、この写真は河北省承徳で撮影したものです。
 さて?

 種明かしをしますと、これは実物の1/2の巨大レプリカなんです。
 半分の大きさですから、部屋の構造などは、ハリボテというか窓も
書いてあるだけの窓と本物の窓に分かれます。実際の階層と見た目の
階層も当然異なります。
 いやー、パクリの文化もこんな昔からあったんだと妙に感心しますね。


 正門、修理中です。
 じつはこの施設、宗教施設ではなくお坊さんはいません。
 ただのコピーなんです。そうテーマパークだと思ったほうが適切です。

 中はいたって寺院風ですが、ほとんどが中には入れないミニチュア
です。

 一番大きな建物を目指します。


 坂や階段が急なので、輿に乗って運んでもらう方も多いです。


 売店で買ったマニ車を回しながら、雰囲気を出して登っていきました。
 すると階段で追い抜いた男性に、
「回し方が違う、こっち向きだ!」
と指摘を受けてしましました。
 時計回りに回さないといけないのです。
 一生懸命回してきましたが、何のご利益もなかったわけです。
 って、そもそもここは寺院じゃないので、ただ単に雰囲気出して真似
してるだけだったんだけど・・・。


 山の向こうは前日に観た避暑山荘。


 寺院じゃないので、仏様も写し放題。


 やたら工事中でした。


言い訳

2014-06-19 00:35:14 | 日記
 初旅行の「その8」はどうした?
と怪訝にお思いの方も多かろう。
 
 オッサンぼけたか?
とご心配の方もいらっしゃるだろう。

 実は順番を考えつつ休日にせっせと書きだめをしていたのだが、
その8の写真を貼り付けるときになって、ネットの接続が思わしく
なくなってしまったのである。

 先に完成していた、「その9」が指定した時刻にアップされた
ため追い越してしまったわけです。

 ちなみに「その8」は小ポタラ宮の写真編です。

 しばしお待ちください。

初旅行(その9 食事編 写真付き)

2014-06-18 00:49:10 | 旅行
 承徳の名物料理は、鹿肉料理、山菜料理に餃子だそうな。

お店に入るなり「皇帝の愛した料理、何食べますか?」なんて、言われても・・・。


 まずは、さっきの看板にあった鹿肉料理2種盛。
 鹿肉炒めに鹿カツ、クセもなく美味しい。


 ブロッコリーその他の炒め物。
 チョッピリ塩辛い。


 セロリの炒め物。中国ではごく一般的、皆さんよくセロリを食べます。


 名物の肉まん。美味かったので、二つも食べてしまいました。


 菜っ葉と豆腐のスープ。ここであっさりしたもので中休み。


 シイタケ、マッシュルームと豚肉の炒め物。


 これも看板にあった骨付き羊肉焼。しかしケチャップってアメリカ人じゃないんだから・・・。


 名物、餃子の一つ目。でも皮だけで、しかも蜂の巣みたいな構造で、切りにくい・・・。


 餃子の二つ目は、ニンジン餃子。ニンジンが皮に練り込んである。餡は普通に肉と野菜。


 餃子の最後は、翡翠餃子。何も本当に石が練り込まれている訳では、もちろん、ない。

 一言でいうと、少し味付けが塩辛かったが、美味しかった。
 皇帝と同じ(ような)メニューなわけで、畏れ多い。

 今回は、写真のキャプション程度でした。
 能書きの長い拙者にしては、めずらしく短い投稿記事でした。