あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

在外投票

2017-10-23 22:00:03 | 北京の思い出
昨日、日曜は台風の影響下での衆議院議員選挙(ほかにも多数地方の選挙あり)でした。
思い起こせば前回は2014年12月施行ですから、私は北京の日本国大使館において、
自らの権利を行使しました。

結構手間がかかりまして、赴任して間もなく、
1 大使館領事部で、在外投票を申し込み、
2 それが地元明石市の選挙管理委員会に送られて、
3 明石市選挙管理委員会から在外選挙人証が大使館領事部に送られて
4 領事部から3か月以上北京にいることの電話確認が職場にあって、
5 ようやく大使館領事部から住所に在外選挙人証が郵送されました。
もう8月になっていたかと思います。

いざ公示されると、投票期間は1週間もなく、本邦投票日の5日ほど前には締め切られます。
幸い土日も受け付けてくださるので、パスポートとこの選挙人証を持って日曜の午後に
大使館に行きました。
記憶があいまいですが、大使館員のかたが、数十メートルほど駆け寄って下さり、書類を
確認して、警備兵(中国人)に入館を認める旨を伝えて下さり、ようやく敷地中に入りました。
数十メートルほど歩いて、領事部の建物に入れていただきました。


投票用紙が配布され、選挙人証の裏面に交付した旨のスタンプが押されました。
何も書かれていないない内封筒に投票用紙入れ、それを外封筒に入れて、確か、署名をしたように
記憶しています。

大使館、選挙管理委員会の皆さんには、大変なお手数をおかけしたことと思いますが、
国民の権利が大切にされているという実感を持ちました。

かつてはできなかった在外投票、先輩方の長年の要望・努力の賜物、大切に使わせて
いただいたことを思い出しました。

スリーナイン

2016-11-23 10:09:17 | 北京の思い出
何を隠そう、救急車呼ぶのに電話番号は、120番または999番。
119番は消防、火事の時のみ。

北京在住2年、まぁ走っている救急車を見たのは1回、だけだと思う。
海外ではよくあることだが、有料でだいたい数万円するうえに、先払い、
しかも値段は交渉ときてはよほどのことでない限り呼ばない。

それにしても99にしておけばいいいいのに、999とは。

こんな感じですは・・・。ちなみに故宮の中に配備されているものです。
何気にベンツ・・・。
左の1台は何に使うのか、おもちゃか?



ジャック ジョンソン

2016-08-28 10:27:59 | 北京の思い出
北京で毎月数回は通っていたカフェがある。路地の中にあって日本人には2年間で1度
しか遭遇したことがない。

のんびりと本を読んだり、中国語の勉強をしたり、家族に手紙を書いたり、書画や漢詩、
歴史の話をスタッフとしたり、休日を過ごす場所だった。

スタッフは、河南省出身の女性オーナーと同じく河南省はかの洛陽出身の熊ちゃんと
呼んでいた女の子、大学を卒業してすぐに、つてをたどって北京に来たそう。
先生について書画の勉強をしている。
ちなみに「熊」というのは本名、苗字で、「くまちゃん」というのは中国語では、
「小熊」となる。

タイトルにあるジャックジョンソンは、BGMとして、このお店でいつも流れていた。
その曲を、フト立ち寄った神戸の喫茶店で耳にして、マスターにCDを見せてもらった。
そしてようやく、昨日、明石市内でCDを買い求めた。



流行に疎い拙者は、知らなかったが、マスターによればサーファーの間では特に人気
が高いとか。

「北京を思い出すっていうわけね。」と長女。
「それ英語で、どう言う、ホラ熟語あっただろう。」と拙者。
「えーっと。」と長女
「何だったけ。」と拙者。
「REMIND (A) OF (B)」と拙者、ようやくたどり着いた。
確か高1で習った。

日本へ留学する学生たち

2016-06-26 10:21:27 | 北京の思い出
 この人たちには年齢の概念がないのかな、と思ったことが
しばしばあった。

 日本でも大学に行かせて、留学などしたら金銭的に非常に大変
なことになる。

 ましてや中国から日本となると、それは大変なご苦労だろうと
思うのであるが、そうでもない学生がいたりする。

 金銭は、親が用意するものだから、さておくとして、しばし
違和感を持ったのは時間である。

 普通に中国で大学を卒業し、日本へ留学。22歳
 まずは日本語の学校にいく。

 2年くらい勉強して、日本の大学を普通に受験する。24歳
 浪人する。25歳
 ようやく入学、4年間で卒業する。29歳
 向学心が強く、大学院に進み、修士をとる。31歳

 さてこれから就職する。
 当然苦労する。

 運よく就職するも、約10年遅れのスタートライン。

 とまぁこんなことがあるのだが、まったく気にならない学生
が多い。
 豊かなになったということか・・・・。

再開発から取り残された胡同

2016-06-25 11:25:16 | 北京の思い出
胡同、何度もブログに登場した長屋、長屋街のこと。
北京の伝統的街並みであるが、再開発の波(取り壊し)、再整備の波(観光開発)
が進んでいる。

そんななかでも、エアポケットのように、ポツンと再開発から取り残された
1角がビル群のそばにあったりするから不思議というか、奇妙とすら感じる。

臭いものに蓋をするかのように、出入り口は鉄扉で区切られている。


舗装もされていない街区で、道端に洗濯物を干している。


多くの商店が並び、クリーニング屋、散髪屋といったサービス業から、八百屋、
果物屋、肉屋、服屋から携帯屋におもちゃ屋とこの一帯だけで生活は完結しそう
であった。

知る限りでは、北京で最も汚い一角だが、忍び込んだのはもう3年以上前のこと。

今でも砂埃を浴びた野菜や肉が売られているのであろうか・・・。