あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

柳絮舞う

2013-04-24 23:55:45 | 日記
ある時は柳絮に濁る山おろし  普羅  

                       ※ 前田普羅 大正、昭和に活躍。虚子門人。


お昼に食事へと出かけようとすると、ビルの床に綿ボコリのようなものが、と気になっていたところ、
外に出ると、その綿ボコリのようなものが小さなクラゲが水槽の中を泳ぐようなイメ―ジで舞ってお
りました。
柳絮だとのこと。漢詩で習ったものの、見るのは初めてでした。

柳絮だけなら上述のような風情もありますが、粉塵・黄砂にインフルエンザウイルスと、目に見え
るものから目に見えないものまで北京市内にはいろんなものが飛び交っており、なかなか大変なの
であります。



鴨王

2013-04-19 22:39:04 | 偉大なる中華料理
なんだか、そのまんまの名前である。
19日金曜に、鴨王なる、鴨なんば(関西方言:「鴨南蛮」のこと)ではなく、北京ダックのお店に足を踏み入れた。

しかししかし、皆さん侮ること勿れ、実は北京ダックの名店の一つに挙げられる有名店である。
※ 「地○の歩き方」にも載っている!

そんなお手頃価格の名店に、金曜に予約なし、待ち時間なしで、入れるのだから、鳥インフルエンザ恐るべし、である。
こんなところにも影響(インフルェンス)するとは。

さて、もう百聞は一見に如かず。
今日は写真をのせて、コメントをさぼりましょう。





あーおいしかった。御馳走様でした。

北京の関西人 ~ くまねこ撃たれる(?) ~

2013-04-14 09:15:36 | 日記


胡同(フートン)、判りやすく言えば路地、横丁とか長屋みたいなもの、あるいはその集合体
と思っていただいてよろしかろう。

昨日夕暮れどきに、生まれて初めて、ある胡同に足を踏み入れてみた。

キョロキョロと脇見をしながら歩いていると、木の枝で木の皮をこすっている4歳ぐらいの男の子
とその母親を見つけた。
何をしよるんと、見ていると、私を見つけた悪ガキは、木の枝のピストルでいきなり撃ってきた。
「バンバン!」と銃声が悪ガキの口あたりから聞こえた途端、私は
思わず、腹部を両手で押さえてのけぞった。
すると悪ガキは、笑って逃走しながら次々と銃弾を浴びせてきた。
そのたびに私は跳ね上がったり、呻いたりしたが、幸いすべて急所を外れていたのでなんとか再び
歩きだすことができた。
悪ガキの母親が制止してくれなければ危ないところだった。



とまぁ、何とも関西人な反応をしてしまった。
母親を含め、周囲の反応は冷ややかというか、理解しがたい様子でキョトンとしていた。
悪ガキと私だけの間にだけ成立したコミュニケーションだった。

文化財や史跡に相当すると思われるプレートと解説のついた建物や市民の生活の垣間見える
家のつくり、店舗の様子などなど、胡同について書くべきことは多々あったのだが、これは写真と
ともに掲載していきたい。

いずれにしても、あの悪ガキにリベンジするため、またあの胡同に足を運ばなければなるまい。

故郷は遠きにありて想うもの

2013-04-14 00:04:22 | 日記
この1週間の出来事を書き綴るつもりが、朝からいきなり、そんな気分にはなれなくなった。


起床してテレビつけると、妻子を残してきた日本国兵庫県で早暁に最大震度6弱を観測したというでは
ないか。
6弱という数字に何もないことを予想しながらも、自宅に電話して、無事を確認した。

電話を替わった長女が、大気汚染だの、北○○の「人工衛星」だの、鳥フルだのいろいろと心配して
くれて、嬉しいような、申し訳ないような複雑な気持ちになった。

6弱といいながら、その割に負傷者や家屋の被害も多く、18年が経過したとはいえ、阪神・淡路大震災
のトラウマが思い起こされなければいいが、と祈るばかりであった。

今週とこの週末の出来事は後日に記したい。


                    4月14日 遥か異国の地にありて故郷のことを想いつつ

マクドナルドから始まった長い一日(の終わり)

2013-04-09 08:08:23 | 日記
一日かけて、住まいはココと見当つけているところの周辺環境を確認した。朝、昼、夜それぞれで街の様子に問題はないか、通勤、生活の便利はどうかなどなど盛りだくさん。
昼食後にいったん部屋に戻り、洗濯とアイロンがけ。夕方に再び出かけていった。
ほぼ一日中歩き回って疲れたので、部屋を出る前に地図で確認した公園脇のレストラン街で帰宅途中に夕食をとることにしたところ、思いがけず、ドイツ風のビアホールを確認。フリーペーパーにも載っていた店なので入ってみることにした。

ドアを開けると、いきなりギターの生演奏に迎えられ、始まったのがイーグルス「ホテル・カリフォルニア」、続いて、B.ディラン「風に吹かれて」、ビートルズ「レット・イット・ビー」でいったん終了。北京での事実上の初日からこんなものに出くわすとは。その後も名前は忘れたが、イーグルスはランディ・マイズナーの名曲、あー、曲名が出ない・・・。などなど私には懐かしい、また私でも懐かしいを通り越したような名曲が断続的に演奏された。

食事を済まし退店し、少し東に来過ぎたと思い、大通りに戻って自分の居場所を頭の中の地図と照らし合わせると、地下鉄で一駅分くらい東にずれていた。方角を確認して歩き出そうとしたところ、気が付くと赤ちゃんを抱いた老婆(あくまで外見、おそらく実際の年は筆者と同じくらいかより少し上。刻まれた皺が彼女の過去を物語る。)が話しかけてきた。
「可愛いですね。」と言い返すと、
何やら「抱っこしてやってくれ。」というようなことを言ってきた。
気色悪いので「時間がない。」と言って帰ろうとすると、左腕上腕部をつかんできたので、その手を振り払って、地下鉄の駅構内に逃げ込んだ。
あのまま抱っこをしていれば、言い換えれば両手を塞がれていれば、どのようなことになっていたか、想像に難くない。
難を逃れて帰宅、眠りに就いた。長い一日だった。         4月8日早暁記す(up 4/9 07:12)