あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

初めての歯医者(その3 一段落)

2013-10-28 01:59:34 | 日記
 こうみえても神経の細い拙者。
 ご存知の方は、吹き出しているかもしれないが、本当に神経が細いのであった。
 奥歯の神経が細く、掻きだすのに時間がかかり、2回で終わるところが3回も
かかってようやく一段落となった。
 次は土台を作って、かぶせものをするという第2段階。

 なのだが、なんだかんだと用事もある上に、日本への帰国もあって締切が早ま
る仕事もあって、時間が取れない。
 先生曰く
「時間があれば帰国時でもいいですよ。お知り合いの先生がいらっしゃれば
急いでもらったら・・・。」

 そういえば、従弟妹の従兄が歯科医開業、拙者の義弟は歯科技工士なのだが、
いかんせん、神戸から片道半日かかる辺地なので、どうしようもない。
 そういえばそういえば、この歯科医先生にはもちろん、先代の先生にも一度も
お世話になったことがない。虫歯がなかったので行かなかったのである。

 そんな話の最後に先生から衝撃的な事実が告げられた。
 先生は、臨時のいわば代理で、翌日にご帰国とのこと。
 次回の診察・治療は来年1月とのこと。
 ということで、ネットで見た男性の先生か、腕がいいという中国人の先生にお
任せするしかない。
 また一から、いかに怖いかを訴えていかなければならない。

 先生は、今回わずか2週間ほどの滞在。そのうち10日間の間に3回も治療を
いただけたことは奇跡としか言いようがない。
 やはり、自分の運の良さに感謝するべきなんだろう。

(とりあえず 「初めての歯医者」は終わり)

初めての歯医者(その2 とうとう治療開始)

2013-10-27 11:45:54 | 日記
 ここまで来てジタバタしても始まらない。
 いや治療が始まらないと困るのである。
 大の大人が、おっさんがエエ歳こいて歯医者を怖がってどうする、
と自分に言い聞かせながら、マンションを目指した。

 看板がなく、入り口も判らないが、北京では有名な日本料理屋が
入っており、懐かしい神戸の有名なステーキ店と同じ名前の鉄板焼
き屋もあって、この建物に違いないと、意を決して、守衛さんに尋
ねると、裏側に入り口があるとのこと。

 進んでいくと、窓の中には、あの椅子が・・・。
 もう疑う余地もない、ここが目指す歯医者さんである。

 約束の5分前なので、恐る恐る自動ドアのボタンを押す。
 まずは問診票を書く。
 
 すると、 
「お待たせしました。○○と申します。」
なんと、目の前の綺麗な女性が先生だという。

 なんだか、男性の先生より安心する。可愛げも何もない大きな子供
の患者がここにいるのだが、
「今日は、試しに削る練習だけでもいいですよ。麻酔もしますから
ぜんせん痛くないですよ。」
と何ともやさしいお言葉。
 しかしながら、穴は相当大きく、神経を抜くか、抜かないまでも
神経に響くようなところまで削らなければならないので、どうするか、
選択を迫られてからの練習云々の話しなのである。
「一気にやってください。」
 少しでも通院回数を減らしたい(怖い思いは少ないほうがよい。)
と考えた拙者は、今回、主な神経を抜くことを希望した。

 麻酔が打たれる。口の内側が少し引っ張られるような感じがしたと
思ったら、もう終わっていた。お酒を飲まない女性なら1本、普通は
2本のところ、2本半も局部麻酔をかけていただいた。
 奥歯は利きにくい、酒豪には利きにくいとの理由による。

 肩に力を入れて、治療開始を待つ。
 緊張のあまり発汗してきた。

 ところが、肝心の治療は、拍子抜け。
 痛くも何ともない。神経を掻きだすときに骨伝導で、鼓膜にゴリゴリ
という振動が伝わるのが気持ち悪かったくらい。

 あっさりと1回目の治療は終了。
 2回目の治療を予約して、麻酔のかかったまま、中国語の授業へ。
 発音が悪いのは麻酔のせいにしつつ授業も終了。
 盛りだくさんの一日だった。

 麻酔が切れた際の鎮痛剤もいただいたが、施術と術後の処置がよかっ
たのだろう、薬の世話にならずにぐっすりと眠ることができた。

(更に続く)

初めての歯医者(その1 通院にいたるまで)

2013-10-26 14:21:31 | 日記
 永久歯に虫歯のない(なかった)拙者、幼稚園のころは歯医者の世話になったが、
右奥の親知らずを抜いた以外はとんと無縁であったわけ。
 それがなんと、右下の奥歯に手で触ってもわかるくらいの大きな穴が・・・。
 どうすることもできず、歯医者に行く決意を固めざるを得なかったのである。

 日本に帰るか、いやそれまでに痛み出したら、何回も休みをとれるはずもないし、
やはり北京で歯医者を探そう、と逡巡した結果、勇気を出して北京で治療することにし
た。
 それにしても、怖い、怖いのである。
 夜勤明けの午前中に親知らずを抜いたことを思い出し、麻酔の注射の痛かったことを
思い出し、ビビりまくりながらどの病院にするか、いずれにせよ外国人用の病院でなけ
ればなるまいと、情報誌やネットで探すと、かつて日本人専用(事実上)だったマンシ
ョンに日本人歯科医がいらしゃるとのこと。

 30代後半とおぼしき男性の先生の写真を見つつ、電話予約をすると、日本語で対応
してくれた。

 いよいよ翌日、午後から休暇をもらってバスと地下鉄を乗り継いで、十里河という駅
を目指した。
 いよいよ歯医者だと思うと、早く着かないでくれと、まぁ何ともおかしな心もちにて
とうとう駅に到着した。

 ここからは徒歩数分。地図を片手に目印のガソリンスタンドを探しながら歩き出した
のであった。

(続く)

西蔵風情

2013-10-19 17:09:14 | グルメ


 いきなり写真で、拙者としては飛ばしてみた。
 そんなことを書かれても・・・、いやそのとおり。

 オフィス近所で評判の西蔵料理のお店に、9人でぞろぞろと行ってきた。
 もったいつけてゴメンなさい、チベット料理のお店。
 チベットの方たちが働いておられる。
 冒頭の写真のようなショーは毎晩だそうな。

お店の中はこんな感じ。よくわからないがチベット風情満タンなんだろう。


 気になるお料理、なんつたって羊!
 豪快にひと塊で登場。

 ペロリと平らげました。

 ホウレン草のスープ。
 濃厚ですが、しつこくないお味でした。

 いただけないのが、ビール。
 薄い、冷えていないとまぁ、あまり進みません。

 しめはチベット餃子というか羊の肉まん、モモ。

 そうじて美味しかったです。

YOU TUBEを見てみたら 続き

2013-10-08 23:34:07 | 日記
 さて、拙者の話。
 日本の歌は、なにを歌っても「チヤンチキおけさ」にしかならない
世代の拙者、音痴も手伝って、ここ20年くらいのものはどんなに無
理をしても、歌えないのである。
 子供のころに耳に入って、タコができている歌しか、歌えないので
ある。せいぜい高校生くらいまでに耳しみついたものしか歌えない。
 声域も年の割には高い部類だと、思っているが、下がでない。

 拙者としては、カラオケでは誰も歌わないような別の路線でいくこと
もしばしばなのである。本人以外は誰も気にしていないのだろうが、
歳がバレルのが嫌な、単なるわがままなオッサンなのである。

 さて、別路線ですが、随分前のこと、日本でも見たことのない、
ORQUESTA DE LA RUZ(※)の「SALSA CON 
SABOR」という曲をカラオケで見つけて、機会があれば歌ってみよ
うと思った。

 彼らのCDは確か全盛期のものを2つもっているが、しかし、この曲
は聞いたこともない。
 なぜ、こんな無名な曲が1曲だけ代表作のように選曲されているのか
わからない。
 そこで仕方なく、YOU TUBEだったわけである。

 うーん、結論としては歌えない部類。メロディアスではないので、
単純で耳に残りやすいサビが多用されていない歌は、音痴な拙者には
向かない、いや歌えないのである。

 「salsa con sabor, si si si」ここしか耳に残らないのである。
 もうこれは一万回聞いても耳に残らない、と諦めるしかなかった。

 2年前から一時は通勤電車の車内で毎日聴いていた中国語の歌を本気
でマスターするしか方法はなさそうなので、彼のCDを2枚買って来た。
 さてあとどれぐらいで歌えますかしらん。
 滞在中には何とかしたいなぁ、って全部で4年がかりかよ!!!

※ オルケスタ・デ・ラ・ルス
 直訳すると、光の楽団、というスペイン語。
 メンバーは全員日本人。一回、紅白にも出たような記憶が・・・。
 90年代にニューヨークで一世を風靡した。
 サルサは、ソースの意味のスペイン語。いろんなものが混じって
いい味が出てるっていうニュアンスらしい。キューバ音楽などをベース
にNYで生れた、歌詞があるときは主にスペイン語で歌われる音楽。
 ダンスとの相性抜群、といったところでしょうか。