あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

中国語教室新聞に載る

2016-02-27 12:02:13 | 日記

 先生と拙者が企画して実施してきた、と言っても最近はほとんど携わって
いないのだが、中国語教室のボランティア活動が新聞に取り上げられた。

 上手くリンクが貼れませんが、こちらです。
http://www.kobe-np.co.jp/news/akashi/201602/0008830680.shtml


おそまきながら旧正月の話題

2016-02-21 10:35:53 | 燕京歳時記
 過去二回は爆竹と花火のことしか書きませんでしたが、ほかに欠かせないのが、
お年玉です。

 紅包(ホンパオ)とよばれる赤いポチ袋に入ったものが一般的です。

 農村部なら、数年前までは数十元でもよかったものが、今では200元(1元17円)とか。
 これを親戚の子供たちに配りますから、ばかになりません。
 加えて、親には千元単位のものを渡すのが通例だそうで、田舎に帰省しない人が増える要因の
一つとも言われています。
 
 拙者が過ごした昨年の旧正月前の新聞には、年収の4割程度を旧正月の帰省で費やすという、
何とも親孝行な方が記事になっているほどでした。

 さてそんな紅包ですが、若者の間では、SNSで少額を送りあうのが一般的なようです。



 こんな感じです。
 8はファー(発)に通じ、お金が儲かることを連想させるということでもっとも好まれます。
 6はリュー(流)に通じ、ものごとが円滑にいくことを連想させます。
 9はジュー(久)に通じ、末永く続くことを連想させます。

 ちなみに4は、日本と同じでスー(死)となるので好まれません。
 13もだめです。キリスト教とは関係ありません。
 12(時)を超えて中途半端なことから、バカだそうです。

これまた久しぶり

2016-02-20 11:18:18 | 北京の思い出
 高知からお客様がおみえになった。
 かつて北京兵庫県人会事務局のお世話を一緒にさせていただいた
先輩が訪ねてきてくださった。

 お元気そうで、何よりであった。
 ほんの2分程度の立ち話であったが、大阪方面へのご出張も多い
と聞き、次回の兵庫県人会OB・OG会からご案内することを約し
てお別れした。

久しぶり

2016-02-13 09:33:05 | 日記
 いろんなことが3年ぶり。
 2年家を空けていたので、当たり前なのだが。

 一番驚くのは娘の成長である。
 
 年末に、二人の習い事のピアノの発表会に行ってきた。

 次女は、小学生の中では一番上手に弾いていた。 
 あとから出てくる上級生より難しい曲を速いテンポで
弾いていた。(と親ばかな私は思うのである。)

 長女は、圧巻で、何やらわからんアメリカの曲を
ガンガン弾いて、腕で鍵盤を抑えるパフォーマンスまで
披露してくれた。
 会場もあっけにとられた雰囲気の中、一礼をして舞台袖
に消えて行った。
 自己満足な「芸風」は拙者に似たのかもしれない。

 2年間、拙者といえば年を取っただけ。 
 まぁ中国語が少しは上達しただけ、である。
 白髪は確実に増え、髪の毛の総量は確実に減った。

孔乙己

2016-02-11 16:08:32 | 北京の思い出
 北京赴任中、日本からわざわざ訪ねていてくれたのは、二組、合計三回の
客人来訪だった。

 家族は長女の部活や高校受験もあって一度も大陸の地を踏むこといまま、拙者の帰任となった。

 そんな貴重なひと組の皆さんと再会する機会を得た。
 亡父の知人・友人を中心に4人の人生の先輩がたと夕飯をご一緒した。
 あの料理はうまかった、云々という話になった。

 お店の名前はなんだったかな、と一人が尋ねた途端、ある方が即座に「コン イー ジー」
と中国語で返された。

 その方は、なんと、
毛沢東と握手をし、
周恩来と話した

 のだそうだ。

 国交回復より前に中国にわたっただけに、民間交流として破格の待遇を受けることもあった
ようだ。

 そんな皆さんが北京にお越しになった際に、若輩の拙者が、ご案内したのは、孔乙己酒家
(コン イー ジー ジュー ジャー)というお店。
 結構有名で、安くておいしい、かつ雰囲気も中国にしては悪くない。
 事前に聞いていたお客様の要望「紹興酒がおいしくて、それに合う料理を出すお店」に沿う
店として選んだにはそれなりのわけがあった。
  
 実は店の名前は、かの文豪、魯迅の小説の題名であり、その主人公の名前でもある。
 紹興酒が大好きな主人公が、必ず食べるのが、茴香豆(ホイ シァン ドゥ)というソラマメ
の煮物もの。このお店の名物料理でもある。
 紹興酒で長時間煮込んだ豆はやわらかくて、食べやすい。

 杭州名物の東坡肉(トンポーロー)は、日本の角煮のイメージ。
 杭州の名物料理で、このお店ではこれまた紹興酒で煮込むため、しつこさがなくさっぱりと
した仕上がりに。こちらも看板メニューだ。

 お店の予約後も確認のお電話が入ったり、直前の時間変更にも快く対応してくれるなど、接客
も中国とは思えないものだった。
 魯迅の故郷は杭州。このお店は北京を代表する杭州料理店といっても過言ではなかろう。

 日本語は全く通じないので、日本人向けのガイドにはのることはないが、個人のブログでは
何名かがレポートとされているので、検索してみてください。