あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

やっぱり餃子

2016-11-19 09:00:32 | 燕京歳時記
去る11月7日は立冬でした。紅葉もこれから見ごろと
いうのに暦は冬なんですね。

さて、やはりこの日も北京辺りでは、餃子なんですね~。
知人、友人のSNSにはそんな投稿ばかりでした。
「今日は立冬餃子を食べよう」みたいな書き込みに
餃子の写真というのが定番。

旧正月はもちろん、なんかあれば、人が集まれば餃子。

日本では、冬至のカボチャ、ゆず湯はあるけど立冬は何か
ありましたっけ???

中国人、とりわけ北の地方の人にとっての餃子は、かつての
日本のお餅みたいなものでしょうか。
お正月に鏡餅、お雑煮。
建前とかめでたいことあると、餅まき。
夏には土用もち(知ってる人は少ないとおもうけど)。

大晦日が近づくと、母の実家で杵と臼で餅つきをしたり、
建具屋だった祖父が修業したお師匠さんのお宅で弟子どもの家族
も集まって「大餅つき大会」をしたことが懐かしく思い出されます。

ちなみに商売人だった実家は、買ってすましてました。
何かと食材を卸していたお菓子屋さんで購入。
まぁ大みそかの夜まで仕事でしたから、餅なぞついとる暇も
なかったしね。


扇子、センス

2016-05-27 22:22:18 | 燕京歳時記
 レイアウト変えてみました。
 夏のさわやかな・・・を期待しましたが、なんだが少し違う扇子の使い方。

 扇子、数少ないお土産好適品として、家族などに買って帰りました。
 
「京扇子」という売り出しでしたが、京都の扇子じゃありません。
 パクっているのでもありません。
 そう、京とは北京を指すのです、中国ですから当たり前です。

 結構、日本人と感性の通じるデザインが多くて、重宝しました。
 値段は、ちょっとお高めでしたが、弟夫婦、妹夫婦にはペアを意識して
デザインを選んだり、楽しい買い物タイムを過ごしました。

 でも、聞きかじりですけれど、贈り物としては、中国では縁起が良くない
とか、まぁ日本人に贈るのだから、まぁエエか。 

 拙者にとっては、扇子が手放せないか季節がやってきました。

五二〇

2016-05-22 11:42:00 | 燕京歳時記
 さて、五月一日に続き、五月二十日について記しておきたい。
 というのも、SNSで祝五月二十日、とか520の意味知ってるよねといった
知人の書き込みがあって、おまけにとある知人から520とメッセージが入った
りして、なんのこっちゃとネットで見たら、なんと・・・・・。

五 二 〇(ウー アー(ル) リン)の発音が、
我 愛 你(ウォー アイ ニー:I love You)に似ているとかで、
そういうメッセージを送る(あるいは直接表明する)日だとか。

 確かに声調も近いけど、なんじゃそりゃ。

 この次は、どんな語呂合わせが来るのだろうか。

五一(ウー イー)

2016-04-24 08:26:03 | 燕京歳時記
 五月一日は、メーデー。
 共産主義国家である中国ではさぞかし、と思われる向きもおられようが、実際は何事もない。
 いや、それどころか、国民の多くが楽しみしている連休のひとつである。

黄金周(周は、「週」のこと:ファン ジン ジョウ)と呼ばれ、まんまのパクリである。
 近年は5月1日を含む3連休を設定するのみ(場合により週末に振替出勤が組まれることも
ある。)だが、昔はもっと長かったという話も聞く.
しかしながら、さっと調べた限りでは定かではない。

 それでも、教科書の中に
「五一の休みは云々」といった会話が出てくるのは、そのほかの休暇がほぼ「田舎に帰る」
休暇の中にあって、なんらそういうしがらみのない数少ない連休だからこそ、今でもこうした
特別な呼び方をされているのではないか、と思っている。

おそまきながら旧正月の話題

2016-02-21 10:35:53 | 燕京歳時記
 過去二回は爆竹と花火のことしか書きませんでしたが、ほかに欠かせないのが、
お年玉です。

 紅包(ホンパオ)とよばれる赤いポチ袋に入ったものが一般的です。

 農村部なら、数年前までは数十元でもよかったものが、今では200元(1元17円)とか。
 これを親戚の子供たちに配りますから、ばかになりません。
 加えて、親には千元単位のものを渡すのが通例だそうで、田舎に帰省しない人が増える要因の
一つとも言われています。
 
 拙者が過ごした昨年の旧正月前の新聞には、年収の4割程度を旧正月の帰省で費やすという、
何とも親孝行な方が記事になっているほどでした。

 さてそんな紅包ですが、若者の間では、SNSで少額を送りあうのが一般的なようです。



 こんな感じです。
 8はファー(発)に通じ、お金が儲かることを連想させるということでもっとも好まれます。
 6はリュー(流)に通じ、ものごとが円滑にいくことを連想させます。
 9はジュー(久)に通じ、末永く続くことを連想させます。

 ちなみに4は、日本と同じでスー(死)となるので好まれません。
 13もだめです。キリスト教とは関係ありません。
 12(時)を超えて中途半端なことから、バカだそうです。