早いもので今年も残すところ2週間あまり。 過ぎ行く1年の速いこと、速いこと。 質量だの光の速さだのとちんぷんかんぷんだけれど、時間の長短、濃淡は確かに存在するんだなと体感できます。 子供の頃は人生が単純で、喜びはもっと単純で、大人たちは僕らの望みを何でも聞いてくれました。 あの頃にタイムトラベルしたい、まさに現実逃避ですかね~ 笑 毎年この時期に、同じようなことを書いておりますが、 大好きなあの人に、お世話になった人に、励ましてくれた人に、「 大好きです 」 「 ありがとう 」 「これからもよろしく 」 「 お元気で 」、感謝を込めて、溢れ出る気持ちをたくさん詰めて、贈り物をします。 歴史上比類のない贈り物は、イギリスのビクトリア女王が、孫のドイツ皇帝ウイルヘルム二世に与えた、キリマンジャロ山でしょう。 ささやかながら人間の生を力づけてくれる贈り物は、o・ヘンリーの短編 「 賢者の贈り物 」あたりでしょうか。 貧しい夫婦の行き違いの贈り物でした。 妹・お市の方から兄・織田信長へ、両端をきつく結んだ小さな袋が贈られます。 その中には小豆しか入っておりません。 信長はその贈り物の意味をさとり、命拾いをしたのです。 受けとる人と、贈る人をともに豊かにする、そんな本物の贈り物に巡り合いたいものです。 寒い日が続きますが、どうぞご自愛くださいませ。