食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

下北半島わけあり横丁

2020-01-18 06:29:41 | 日記
昨晩、夜遅くに目が覚めると、NHKで「下北半島~わけあり横丁」を放映しておりました。 もう、ド・ド・ド・ド・ドストライク!! いきなり、6年前にタイムスリップ~~ 思い出せた喜びにちょっぴり切なさを感じたりして~~~ 下北半島巡りが、蘇ってきました。 下北半島~~ まさかりのような姿は、日本地図に強いインパクトを与えています。 本州のテッペンというよりも、最果ての地、という言い回しのほうが、旅情をかきたててくれます。 どこまでも続く色のない風景をはしる在来線(野辺地線)は期待を裏切りませんでした。二両編成のジーゼル電車からは、松本清張、推理小説の息づかいが聴こえてきます。 時間の廃墟を這っていくっていう感じ。 大間岬、尻屋岬では、サイハテを肌に感じることができました。 仏ヶ浦は予想外に狭かったのですが、やはり、メインは恐山。 山門に近づくにつれ、硫黄、特有の匂いが鼻をついてきます。 頭の芯がピリピリとする感じ。 寺山修司の映画そのままの光景は、覚えたはずのない記憶を呼び起こしてくれました。先祖のどなたかが呼んでくれたのかもしれません。 境内には、「 胎内くぐり 」など面白い石積み( おそらく、古来、母胎の子宮をイメージしたのでしょう )もありました。 下北半島~時間に解放されたひとり旅が蘇ってきました。 番組では、下北半島、むつ市の横丁、裏路地酒場での人間模様が主人公。 22歳で5歳の子持ちシングルマザー、バツ3のスナックママ、40歳で再会した仲良し女子会、なんかもうたまらなくシモキタの横丁。ギター片手に流しのおじさんが出てきそうなシモキタの横丁。昭和を再現した横丁が都内各所に見られますが、そんな子供だまし、足元にも及ばないシモキタの横丁。 みんな生きているな。 頑張っているな。 掛け値なしの下北半島横丁、今日も誰かがどこかの赤ちょうちんで呑んでいる~~~~