食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

美久仁小路~場末のスナック

2020-06-16 21:49:55 | 日記
本日、諸々の要件で都内に出向き、帰り際、まだ6時半だというのに、サンシャインの眼下、「美久仁小路」横丁、場末のスナックに灯りがともっていた。ママさんに聞くと、1時間、カラオケ込みで2千円。激安~😊 あべのマスクをして入ると、「受け狙いですか?」と、突っ込まれ、(国家の威信をかけてつくったマスクになんてことを!)と声なき声で叫んだが、面倒くさいのでそこまで~~😊 「ここって、開業されてどのくらい経ちますか?」と、自分以外、誰もいない店内に響く感じでお聞きすると、「36年よ~~」と自信に満ちた返しをもらった。「ってことは、10歳からお始めになられているんですね!」と、場末のスナックチックな、友近との掛け合いチックな言葉を、さらにお返しすると、頬を少しも緩ませずに、「そうなのよ」とぶっきらぼうに返事された。 (誰もいないんだから笑ってくれたっていいじゃない)とすねる間もなく、カラオケリモコンの操作に入る。6曲歌って、帰り際、「私も2杯いただいたから、合計で、4千円ね」 いつの間に!!やられた!! そういえば、青江三奈の歌に「池袋の夜」ってのがあったが、まさに、この美久仁小路が舞台。 なんの感慨もなく、池袋の夜を後にした。(写真はすべて、ママの許可を得ております)


昭和歌謡~~オリエント

2020-06-16 09:16:44 | 日記
先日、BSをつけると、どこの局か忘れたが、「昭和歌謡」を放映していた。 というか、BSは、「昭和歌謡」「懐かしの歌謡曲」の類を毎日のようにどこかの局で流している。 ジュディ・オングが、例の白いカーテン如き衣装を羽ばたかせ、「魅せられて」を熱唱していた。 自分は、おそらく小学校3, 4年生あたりだったと思う。 成田に国際空港が開港したのもその時代。画家・版画家の池田満寿夫が、小説「エーゲ海に捧ぐ」で芥川賞をとったことと、「魅せられて」が、同じエーゲ海を舞台にしてか、オーバーラップする。 あれ?「魅せられて」は、「エーゲ海に捧ぐ」の映画バージョンをモチーフにつくられた曲だったかな? ギリシャとトルコに囲まれ、ヨーロッパとアジアの境に位置するエーゲ海。 まさに、その当時、にわかブームで名前だけが独り歩きしてり、時代の風はエーゲ海から吹いてきているようだった。さらに便乗したのか、偶然の流れなのか、五木寛之の「四季・奈津子」の映画ポスターが、黒海の岸辺に半裸の烏丸せつこが立っていて、「君はボスポラスの海を見たか」という宣伝文句がついていたり、久保田早紀のヒット曲「異邦人」が、なんか中東的な感じだったりした。 その数年後には、NHKで「シルクロード」、喜多郎の音楽が幼い自分の脳裏に焼き付いていた。 あの、昭和52~54年あたりは、突如として沸いた中東、オリエントブームだった気がする。もちろん、現実に目を向ければ、イランとイラクはドンパチやっていたし、当然、イスラエルと中東は憎しみ合いの真っただ中。  まあ、人類文明の夜明け、オリエント、いつか、
地中海からずっと巡り歩きたいと思っている。