食の旅人

~ 食べることは生きること、生きることは旅すること、そうだ食べることは旅すること~
  野村洋文

河井ご夫妻~大野伴陸

2020-06-19 07:48:25 | 日記
黒川さんがいなくなった途端、河合ご夫妻逮捕されちゃった。 物事を憶測で書いてはいけないし、前検事総長がらみのいくつかのストーリーを構築できるが、もちろん公共性のある場では控える。 黒川さんは、資格があるから弁護士でもなんでもできるし、特に権力欲の強い方ではなく、むしろその対極のお人のようだから、これから、掛けマージャンを十分にご堪能できるだろう。 昔、大野伴陸という大物政治家がいた。 読売のナベツネさんが彼のバンキシャをしたことで、現在に至る巨大な地位を築くことになる。 その人脈は政・財・官はもとより、裏社会まで精通し、まさに、昭和という時代を象徴する政治家。まあ、いわゆる政策より人脈、政局の政治家。典型的な利権誘導型政治家。 岸首相の後、総理大臣になる予定だったが、岸さんに裏切られ、池田隼人に、総理の椅子を明け渡してしまう。 それに激怒した、大野の刎頚之友である児玉誉士夫が右翼を差し向け、岸さんに重傷を負わせた。岸さんが担がれてパーティー会場を去る有名な写真、ご存じの方も多いと思う。 なんだか、もう、こてこての昭和政治劇場。 小池劇場どころじゃない。  彼曰く、「サルは木から落ちてもサルだが、政治家は落ちればただの人」 窓の外は激しい雨、こんな日は、決まって、田宮虎彦の「足摺岬」を読み返したくなる。