昨晩の日テレ「アナザースカイ」は、ゲストに尾上菊之助さん、訪れた地はギリシャでした。番組でも紹介されたギリシャ料理~~思い出せる限りでは口にしたことがなく、確か、六本木交差点近くに、ギリシャ料理有名老舗店の存在が記憶にありますので、訪れたい気分になりました。 番組構成は、尾上菊之助さんのギリシャの思い出でして、あえて、書き込むまでもないと身勝手に、自分の蘊蓄を傾けることにします。 古代ギリシャは今のように一つの国家ではなく、200もの小さな都市国家の集まりでした。当時、東の大国アケメネス朝ペルシアが、ギリシャを征服しようと戦いをふっかけてきました。都市国家の親分、アテネが中心となり、一致団結して見事、ペルシアをやぶります。マラソンで有名な「ペルシア戦争」です。さて、ペルシア戦争後、アテネが「俺の言うことをきけよ」と、他の都市国家にだんな風を吹かし始めます。 「じょうだんじゃない!」とスパルタが(スパルタ教育で有名な)、他の都市国家と団結して、(ペロポネソス同盟)、アテネと戦います。(ペロポネソス戦争)結果、スパルタ側が勝つのですが、長くは続かず、ギリシャは内戦状態に突入しました。戦争に明け暮れる男に対し、女性たちは嘆き悲しむのですが、泣き寝入りですまさないところにギリシャ女性のすごさがあります。彼らとの夜の営みを拒否したのです。「戦いを止めなければセックスしてあげない!」有名な、セックス・ストライキです。 ストライキで思い出しました。50年ほど前、武見太郎という日本医師会のドンがいました。剛腕かつ絶対権力者。健康保険の医療費値上げを政府に要求し、認めてくれないのなら、全国の開業医は一斉ストライキに入るって脅します。結果、田中角栄自民党政調会長の取り持ちにより、大事には至りませんでした。この功績により、角さんの自民党における存在感がぐ~~んと増すのです。 ところで、ストライキって最近では死語に近いですね。 ヨーロッパでは普通に行われておりますが。 話に脈略がなくなりましたのでこの辺りでお開きにします。
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