「 おれは酒飲みだから歯の麻酔が効かないんだよ 」と、患者さんに時々言われることがあります。これは医学的根拠のない都市伝説だと思います。一般的に歯の周囲に打つ麻酔が効きづらいパターンは次の3つです。 歯の周囲の骨が硬い人、 歯の周囲に炎症を起こしている人、 怖がりで緊張している人 ~
オリンピックも余すところ1週間、寝不足からやっと解放されます。男子体操日本には久しぶりに男泣きさせられました。聖火を灯す儀式は、アテネのオリンピア遺跡にある「 ヘラ神殿跡 」で行われ、今でも太陽光線から点火されます。儀式自体は非公開という決まりになっていまして、その瞬間を見ることはできません。情報公開が時流の昨今、古来、人々が持ち続けている神秘的な儀式に、ある種の心地よさを感じずにはいられません。ヘラ神殿は、ギリシャ神話のなかでゼウスが奥さんのヘラのために建てた神殿をいいます。ヘラは非常に嫉妬深い神様です。ギリシャ神話では、このヘラ、ゼウスの娘であるアテナに嫉妬されたり、恨みをかったりした神様、人間には、不幸にも制裁が下されます。カシオペアやアンドロメダもそうでした。嫉妬だの、妬みだの、ギリシャ神話は非常に人間臭い物語です。当たり前と言えば当たり前~ 人間が作った寓話ですから~
飯能の「 畑屋 」、2年ぶりの訪問。日本うなぎ百選に名を連ねる隠れ名店。蒲焼は、羽毛布団のように肉厚でふわっとした食感を好む人と、せんべい布団のように薄くパサッとした食感を好む人とに分かれます。蒸し、焼き、の度合いでしょう~ 「 畑屋 」のうなぎは後者でしていうなれば、関西系の蒲焼です。ふわっとした食感により重きを置く人はお気に召さないと思います。
患者は、59歳男性、今年の4月に「 左のほほがピリピリと痛い 」という主訴のもと来院されました。 口腔内を観察すると、左側頬粘膜の一部に白色のレース様変化を認めました。扁平苔癬と診断し、患者さんに説明したあと、ステロイド軟膏を処方し、経過観察といたしました。 8月8日に、同患者が「 詰め物がとれた 」という主訴で来院されました際、「 その後、ほほの痛みはどうですか 」とお聞きしたところ、「 痛みがなくなりました 」との返答を得ました。ただ、口腔内を拝見したところ、右側頬粘膜に以前より強い白色変化、角化の亢進を認めたため、「 悪いものではありませんが、一応、埼玉医大の口腔外科に行っていただけますか?」と提言し、同病院を紹介いたしました。現在、その報告書待ちです。扁平苔癬と口腔がんとの関係は、諸説入り乱れ、明らかではありませんが、患者さんに症状がなくても、白色が強くなり角化の亢進が著しい場合は、大学病院に紹介するべきだと思います。
世間の視線を抗いつつ、近くにあるコンビニの成人雑誌コーナーで週刊大衆を立ち読みしていましたら面白い記事に出くわしました ~ ~ マンホールは、読んで字のごとく、「 人の出入りする穴 」という意味です。マンホールは世界中にありますが、( 女性作業員もいるのに、男を意味する man を使うのはいかがなものか )という声があがり、メンテナンスホールという名称に言い換えが進んでいるそうです ~ ~ マンホールで思い出しました。映画「 ローマの休日 」のワンシーンで有名な、真実の口、実はローマ帝国時代のマンホールのふた、だったことをクイズ番組などがよく取り上げます。けど諸説ありまして、本当にマンホールのふただったのか否かは定かではない、というのが真実のところです。