歴史好き歯医者のひとり言 ~ 昨晩、何げなくテレビをつけると、若かりし太田裕美が 「木綿のハンカチーフ」を歌っておりました。 おぉ~~昭和だな~ さてさて、一枚の木綿のハンカチーフが、世界初の産業革命を起こしたことをご存知でしょうか? 17世紀後半、王政復古後のイギリスには、ヨーロッパにないモノが、続々と流れ込んできました。 陶磁器や絹織物、タバコに、コーヒー、ココアに、紅茶。 その中で、特に東インド会社を通じてインドから輸入された、木綿は、当時、キャリコと呼ばれ、非常に高価で、手に入れるのが困難なシロモノでした。 ですから、イギリスをはじめ、ヨーロッパ人貴族が手にできた木綿製品といえば、もっぱら、小さなハンカチーフだけだったのです。 「木綿のハンカチーフ」~~ これが、ヨーロッパに爆発的なコットン・ブームを起こす引き金になるのです。 そして、イギリス人、ケイにより発明された、「飛び杼」により、綿の織布工程の能率が飛躍的に上昇し、綿織物の大量生産が可能になりました。 マンチェスターから始まる、この技術革新は、やがて、水力紡績機を生み出し(綿織物を作るのに、水力が必要)、それが、蒸気機関車を作るアイデアとなり、 イギリス産業革命へとつながるのです。 話に脈絡のないことですが、ハンカチを正方形に決めたのはマリーアントワネットで、それを法令化したのは、旦那のルイ16世です。
早いもので今年も残すところ2週間あまり。 過ぎ行く1年の速いこと、速いこと。 質量だの光の速さだのとちんぷんかんぷんだけれど、時間の長短、濃淡は確かに存在するんだなと体感できます。 子供の頃は人生が単純で、喜びはもっと単純で、大人たちは僕らの望みを何でも聞いてくれました。 あの頃にタイムトラベルしたい、まさに現実逃避ですかね~ 笑 毎年この時期に、同じようなことを書いておりますが、 大好きなあの人に、お世話になった人に、励ましてくれた人に、「 大好きです 」 「 ありがとう 」 「これからもよろしく 」 「 お元気で 」、感謝を込めて、溢れ出る気持ちをたくさん詰めて、贈り物をします。 歴史上比類のない贈り物は、イギリスのビクトリア女王が、孫のドイツ皇帝ウイルヘルム二世に与えた、キリマンジャロ山でしょう。 ささやかながら人間の生を力づけてくれる贈り物は、o・ヘンリーの短編 「 賢者の贈り物 」あたりでしょうか。 貧しい夫婦の行き違いの贈り物でした。 妹・お市の方から兄・織田信長へ、両端をきつく結んだ小さな袋が贈られます。 その中には小豆しか入っておりません。 信長はその贈り物の意味をさとり、命拾いをしたのです。 受けとる人と、贈る人をともに豊かにする、そんな本物の贈り物に巡り合いたいものです。 寒い日が続きますが、どうぞご自愛くださいませ。
歴史好き歯医者のひとり言~ 1968年、僕の生まれた年ですが、この年、反体制運動が世界各地で展開されておりました。 あたかも、世界全体が無秩序なひとつの光景にまとまったかのように。 フランス・ストラスブール大学の学生運動に端を発したパリ五月革命。 アメリカでは泥沼化したベトナムに対する反戦運動が激化し、キング牧師が暗殺されたのもこの年、 中国では悪名高き文化大革命が吹き荒れており、我が国でも、東大紛争、全国学生運動、全共闘など、いわゆる狂気の中に日常がありました。 パリ五月革命~ 政府の大学改革などに反発する学生たちに労働者が呼応、反シャルル・ド・ゴール大統領の運動はパリから地方にまで波及します。この運動を支持した文化人の代表に哲学者サルトル(ノーベル文学賞を辞退したことでも有名)がおり、体制側(ド・ゴール側)の代表に、作家マルロー(反ナチ、伊勢神宮を崇拝していたことで有名)がいます。 結果、ド・ゴール退陣の大きな要因となりました。 さて、昨日ネットニュースで目にした記事から、今秋・冬のパリコレクションは、ディオールが、パリ五月革命に着想を得て、反抗や主張を服装に織り込んだようです。 現在、盛んに報道されているとおり、パリは、反マクロンの真っただ中にあります。 勝手な想像ですが、ディオールのファッションが、もしかしたら、反政権運動の起爆剤のひとつになっていたかもしれません。
今週、〇〇出版社の企画会議に提出いただける予定だった、企画書、昨晩、心臓バクバクで、PCメールをあけると、〇〇編集者様から「 すみません。風邪で寝込んでしまい、会社に行けず、企画書をだせませんでした。来週には必ず提出いたします」の文字がならんでおりました。 肩透かしをくらい、微妙な心理状態のまま、階段をおり、フライパンに、油を敷いて、ニンニクの芽とニラとモヤシをいれ、キムチを混ぜた、炒め物をつくって食べました。 大好物なんです、この組み合わせ。 よくよく考えたら、企画書、通るの至難の業ですから、期待する方がバカなのですがね。 M – 1 にかける芸人さんの気持ち、微量ながらわかります。 その先は特に言いません~苦笑
先ほど、ある先生のフェイスブック上のご投稿に感化され、突発的に書き込みました。 突発的にという表現の額面どおり、何もしらべずに書いております。 調べて書いたところで、反対の方は、それに被せて重箱の隅を楊枝でほじくるような事象を申されるのが関の山ですが。 フッ素の安全性が長いこと議論されていますが、決められた用量、用法で使用する限り、安全性は確保されております。 (それを言うと、反対派の方は必ず、ナチスドイツの話を出されますが、予防歯科先進国である北欧などで、精神障害を起こしたなんて聞いたことありません) まっ、医療、健康に対しての考えはひとりひとり違いますから、強要はできませんが、自分の意見としては、フッ素は今でも虫歯予防のエースだと思います。