Julien Clerc "La Californie" | Archive INA
Iwamoto さんの指摘の通り、前の演奏はちょっと「ついていけなかった」(interprétantion) ファンもいたようです。まあ、ジュジュのファンならなんでも受け入れたでしょうけど。
この演奏が69年のレコードにかなり近い69年のライブ。歌詞はロダジルで曲はクレール自身。
で、前のライブは71」年。この時に加わってたGirbert M.ことGilbert Montagné という曲者のピアニスト。ジルベール・モンタニェというピアニストは1950年生まれのフランスではロックとピアノのカリスマで、生まれてきたとき未熟児治療の際の酸素過剰治療のせいで盲目になってしまった。今でも元気ですが、17枚だったかアルバムも出ています。フレンチポップスかクラシックシャンソンだけの日本ではほとんど無名ですが。
そのジルベールをライブにジュリアンが誘ったら、とにかく突っ走るピアニストで、ジュリアンはそれに乗ってしまうんですね。バックコーラスの女の子の表情見てると、当惑してるのがわかります。でも、ジュリアンはこれも面白い、やったろうじゃんというノリ。他のバンドメンバーも乗ってしまって、で、ああいうライブが残ったらしい。
ジュリアンはこれでジルベールとやるのが気に入ったらしく、74年ごろまでツアーピアニストやってもらってます。
ジルベールが近年、ベコーの曲でアルバム出したらしいんですが、まだ聴いてません。そのうち見つけたら、アップしませふ。