大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

怪*コインランドリー

2024年06月10日 13時42分30秒 | 日記

天気はいいが風が強く、朝の気温は低く肌寒い。
溜まった洗濯を二層式洗濯機でするのがおっくうになり 
いつものコインランドリーに持ち込む。 
コインを数えたら100円玉が1個足りない。 
五千円札が一枚有ったが両替機を見たら千円札用だ。
洗濯物をすでに入れた後なので急いで隣のコンビニで 
コーヒーを買って小銭を作り洗濯機の扉をきちんと閉めた。 
出来上がるまでの時間を車の中で山本周五郎の朗読を聴きながらゆったりと過ごし、
時間になり出来上がった洗濯物をカゴに入れる。(?ちょっといつもと違う気がする、、ま、いいか)
家に着いて干そうと洗濯ネットのファスナーを開ける。(???何かヘンだ。。。。)
!!あ、、、洗濯物は洗濯されずにそのままネットの中に入っていた。
どうしたんだ?何がどうなったか? 記憶をたどる、、、、、、
100円足りないと分かった時点でわざわざ洗濯機の扉を少し開けたままにしておいた。
”これから使用します”という意思表示を兼ねて、洗濯カゴも前に置いてコンビニに走った。
で、100円玉をポケットに入れて戻り機械の扉をキチンと閉めたのだ。。。。
そういえばお金を入れた記憶が無い。ポケットを探ると100円玉がじゃらじゃらと笑っている。
(そういうことだったか、、、)と納得し、二槽式洗濯機をまわし始める。
しかし、いつもの自分ならひとつひとつ確認しながらさいごのスタートボタンを押す。
100円玉を調達したことで安心し切って最後までのいくつかの動作がすっぽりと抜けた。
街へ洗濯に行ったはずのバアサンが何で山の家で洗濯してるか?と畑から戻った夫。
「不思議なことが起こった」と詳細を説明する。
「ボケただけだ!」と一喝された。 ま、たしかにそうなんだが、、不思議だ。
いつもと違う順番になっただけでこんなことが起こるのだ。電車やバスや、そのほか世の中の色々なことが
数多くの人たちの集中力によって成り立っているのだといまさらながら思う。集中集中集中!!


尺取り虫の変身#マルはアイボウ

2024年06月05日 13時49分21秒 | 日記

  

かっこーが鳴き始めた。豆蒔け、豆蒔け♪♪
よもぎの葉に見たこともない綺麗な蝶が止まっていた。 
調べたらシャク蛾、尺取り虫が変身した蝶だった。 
今の今まで尺取り虫が成長するとこんな愛らしい姿に 
変身するとは考えたこともなかった。
あんまりびっくりして生れて初めて蝶を調べた。 
どんなに美しい蝶達もその前の姿は皆毛虫や芋虫。 
68才いまさらながら自然界の神秘を垣間見る。今までボーっと生きていたんだなあ・・・・

♡       ♡       ♡
日曜の昼間、向かいの畑を見にいく。
「にゃー!にゃー!にゃー!にゃー!・・・・・」
家の中でごろごろしていたはずのマルが血相変えて探しに来た。
普段こんな風に鳴いたりはしない。
台所にいても、二階にいても、庭にいても、倉庫に居ても、いつの間にか視界の隅に静かにいる。
だが、母屋の敷地を離れてほんの目の前の畑に行くだけなのにいつも一大事のような声を出す。
「マル、カアチャンココダヨーーーーーーーー」
呼ぶと全力で走ってきて姿を確認したあとはすり寄ってくるわけでも無く虫や草と遊んでいる。
まるで飼い猫のようになってきた。。。傍から見れば飼い猫だが、実は同士相棒、というか、、対等。
一緒に暮らしていればいろいろ不満や改善して欲しかろう食事内容等あるだろうに一切何も言わない。
お互いのそのままを認め、許し、調和して一日一瞬一瞬のいのちを燃やす。オレタチニアスハナイ♪


クロ脱走

2024年05月28日 07時27分26秒 | 日記

 

小さく芽吹いていた楡の葉がいつの間にか10倍ほども大きくなっている。

家の前の町道のイタドリもあっという間に三メートルは伸びた。

往き来するトラクターや通り抜けの車の土埃や騒音を吸収し、生け垣の役目もし、

青々とした葉の色は人の目を癒やしてくれる。

生の葉は熱があるときに頭の下に敷いておけば熱取りになる。

葉を干して粉にして飲用すれば痛みも取ってくれる、だから痛み取り、イタドリ。

 

日曜の朝クロが脱走。

夫がクロの朝食をロケットストーブで焚いたいた時のこと。

いくら調整してもすぐに脱いでしまう首輪から、胴体を包んで「これなら大丈夫」と思っていたハーネスを脱ぎ捨てた。

えーーーー!!どうしたんだあ?!・・・・・・・あ、煙が怖かったんだ!!

目の前のストーブからモウモウと立ち上がる煙を見て全力でハーネスを脱いだ。絶妙に脱いだ。

そういえば去年の夏の夜、子どもたちと花火をした時、、、クロは怯えていた。

パンパン!!ドンドン!! 大きな花火の音。耳が壊れそう。白い煙がモウモウと辺りを包んで何も見えなくなった。

クロはこういうのに弱いんだった。忘れてた・・・・・・・

気づいた夫がすぐに車で探しに行ったが、「見つからない。。」としょんぼり帰ってきた。

そのうち帰ってくるよ、、、

 

しかし、去年ちょっと放していたら放浪癖が付、結局保護され毎度のこと夫は役場と栗山警察に叱られた。

3日に一度くらいは帰ってくるので心配はしなかったが、大かぶのクロかも?と知り合いが気づき

保護されたお宅から「今玄関ですやすやと眠っています、迎えに来て下さい」と電話をもらった。

その時は2件のお宅を自分の家のように順繰りに訪れ可愛がられ、

夫がお礼に行くと両家から「よければ飼わせて欲しい」とまで言われた。

その方が案外幸せなのかと本気で思ったりもしたが、決心は出来なかった。

ウチにいればアライグマ番、狐番、鹿番、留守番、、、番犬としての過激な任務が課されている。(いつも寝転んではいるが)

 

そんなことがあったのでもしかしたら又あのお宅に逃げて行ったかもしれない、、と思いつつ

昼前に用事を足しがてらゆっくりと車を走らせていると、、、いた!道の駅の横を腹を空かせとぼとぼと歩いている黒い塊を発見。

「くろ!!」と呼んだら〈あ、かあちゃんだ!〉と一目散に走ってきた。

抱きかかえると重たくて(一体何キロ?)車の後部座席に乗せるのに一苦労したが一件落着。

食べようと思って煮ておいたカレイの煮付けの鍋を思わずクロに差し出す。ガツガツ完食。

 

 

 

 

 


春 始動。

2024年05月21日 13時45分03秒 | 日記


5/13

コブシが散り山桜も散る。

ムスカリ、水仙、チューリップが咲く。

タンポポの黄色の絨毯が広がり、秋蒔き小麦の畑は一面緑色。

今年もいよいよ本格始動。

こころはウキウキそわそわ、からだはヨロヨロぎしぎし、、、

 

土曜の朝Yさんから「10時頃ちょっと寄るから」と連絡が来る。

人の数を牛の数が上回る道東別海町から寝袋積んで 女一人5時間かけて来た。56才(自称26才)

去年の秋に古い友人とともに我が家を訪れてから2度目となるが、女同士話し始めたら止まらない。

20代の頃バイクの旅をしながらあちらこちらでバイトをして、その時の縁で今の土地に移住したのだという。

自分は無職。夫も無職。娘は高校生。

「お金ぜんぜん無いのに、魚釣って、その辺に生えているもの食べて、家族三人何となく生きている。毎日楽しいのが有り難い」

とケラケラ笑っている。

「たまには鹿肉食べたいな、、と思ったら 釣りに出かけた夫が鹿を一頭持って帰った。

途中鹿にぶつかって、、そのまま走って、、ふと引き返して倒れている鹿に触れるとまだ温かい。

常時携帯しているナイフで放血して助っ人呼んで車に積んで持って帰った。魚も山ほど捕ってきた。

Yちゃん鹿肉食べたいって言ってたもんね。、、、って、、、、思ったら叶うのよ、あはは」 (あぜん・・)

そんなこんなの面白可笑しい話は尽きず、、、

トラクターの部品を買いに行くという夫とジョイフルに行き、帰って長沼温泉に三人で行き、

夕飯食べて11時まで喋り、炊飯器等一式積んで車中泊しながら何処へでも行くという車に帰っていった。

翌朝4時半に目が覚めて外を見ると車があった。

明日は起きたら走り始めるから挨拶はせずに、、、と言っていたので(まだ休んでいるのだな)と

繕い物をしながら彼女が起きてくるのを待っていた。

本棚から持っていった一冊の本を読み終わったから、と7時頃戻しに来た。

うめしょう番茶を飲んで、元気に札幌にむかう彼女を見送った。又ねーーーーーーー!!

 

 

 


ゲームだ、人生は

2024年04月20日 12時33分22秒 | 日記

4/14

山で鶯が鳴きだした。

日中は暑い!!ハウスの中は30度超え。

蝶も飛ぶ、ハエも飛ぶ、カメムシも飛ぶ、

犬はだらり、猫はごろり、、、

ひともそわそわセカセカ、動かずにいられない

育苗中の苗がどんどん芽吹く

そんなに早く大きくならなくていいんだよ

まだ植えるところを作ってないンだから

♠       ♠       ♠

温泉の脱衣場で2才児?がギャンギャンと泣き叫んでいる。

若いお母さんがなだめたりすかしたり、、、

まったく効き目無く延々と泣いている。。。。と思ったら

急に静かになった。

「どした?」とお母さんに声を掛けたら

「お風呂には入らずに帰ることにしました」 

 ああ、入りたくなかったのか、、、、、

スキップするように超ご機嫌で脱衣場を出て行くのを見送る。

はっきりしてるな、素直だな、イヤなことが無くなったらもうご機嫌。

言葉を上手く使えなくても強い気持ちがありさえすれば

それを断固曲げずに自分にできうる限りの方法で表現してみる。

結果実現。笑い止まらず。

こんな小さなときから膨大に散らばる日常の一瞬一瞬を使って成功体験を獲得しつつ

たぶん幾度も幾度も失敗もしつつ、、じぶんがめざすじぶんになっていく、、、、

ゲームだ、人生は。