大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

プルプル

2023年09月16日 20時12分10秒 | 日記

オオバコの花                 うまぶどう

暑くて暑くて、、一生ゴロゴロダラダラしていたい!!

と あんなに強く思ったはずが

涼しくなったとたん伸び放題になった家の周りの草を夢中で刈り、

半月ほったらかしてすっかりしょぼくれたハウスのきゅうりとトマトを片付け

ポットの中でじっと大地に根を下ろす時を待っていたレタスの苗を植えた。

さらに、収穫する気が起きずに見て見ぬ振りをしていた鈴なりの露地のミニトマトを、さてさてと採りにいくと

スズメバチが完熟した赤い実をつついていた。上のハウスにもいた。こんなことは今まで無かった。

 

去年だったか一昨年だったか、みんなで田んぼに植えたマコモの苗が力強く育っている。

伊勢神宮のしめ縄は麻で、出雲大社のしめ縄はマコモの繊維でつくり奉納されるという。

「真菰」は古事記や日本書紀にも登場し、食用・薬用としても優れた効能を持つと書かれている。

グンと伸びたマコモの周りにオニヤンマの群れが来はじめ、絶滅危惧種といわれるミズアオイが咲いた。

強力な浄化力を持つというマコモがジワジワと持ち味を発揮し始めた。 やるなあマコモ。

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先週、元気になったらコーヒーが飲みたくなって久しぶりに千歳の珈琲館に行く。

入り口に年配の夫婦がいて、父さんが入ろうとすると

「家に帰れば白飯と梅干しがある!!なんでこんなところに入るか!!」母さんが大声で叫んだ。

父さんはハッとしたように入り口を離れて母さんの後に付いていった。

後から来た夫もその夫婦が擦った揉んだしているのを見たと言った。

(父さんサンドイッチ食べたかったか?ナポリタンか?食べさせてやればいいのに、母さん怖いな・・)

と、父さんに同情した。

が、次の瞬間

(父さん持病が悪化したか?母さんが手綱引いてないとすぐ横道にそれる。むやみな外食は禁物だ。。)

二人を追いかけて行き真相を究明したい衝動には至らなかったが、、日常こんなことだらけ。

その一瞬の現象を切り取ってシロだクロだと自分の狭い世界で妄想して、ジャッジして、、、、

面白可笑しく友人知人に言いふらし、あたかも自分の解釈が真実かのように錯覚し思い込む、、、、

目撃した一瞬はジグゾーパズルのワンピース。この世は一人一人の妄想の物語で溢れている。

そう思ったら可笑しくて可笑しくて、、店の中で声を出して笑うことがはばかられ、

腹筋に力が入りコーヒーカップを持つ手がぷるぷる震えた。

で、それを目撃した隣のテーブルの若者が(このバアサン〇〇病の末期だな)などと妄想しあちこちで語られ、、

そのワンピースで何人が笑うのだろうか・・・と妄想しさらにぷるぷるした。

 

2023/9/15 夕焼け

↑ カメラの手が滑った、、がなかなか幻想的

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