今年は家の前の畑をもう少し田んぼに戻してみるかとなった。
4年ほど前に最初に作った小さな田で充分遊んで、
そこに真菰(マコモ)を少し植えたら株が大きくなり
稲を植える場所が無くなってきた。
「ここに大豆を蒔けば転作奨励金が30万、田にすれば無し」
どうするか、と春先の栽培計画書を提出する時期に
夫と小滝君が話し合っていた。
それをうっかり聴いてしまった。
「30万なんか温泉行ってドンチャンやって、あっという間に無駄遣い。田んぼだ」
と、神のお告げが妻の口を借りて降りてきた。。。。。
「じゃあ水田ってことで」となる。
それから夫は全力で田んぼ作りに没頭する。リースのユンボで畦を作り、トラクターで中を起こし
川の水が田に必要な時に必要なだけ常に速やかに供給されるように細工し、
水が入って代掻きの段階では小滝君とヨーコ・けんご・ちーちゃんチームが奮闘しみごと整う。
後は苗だけ、、、、頼みの綱の齊藤農場の苗は無い。。となり。。。どうなる。。。。。
毎週原木椎茸を仕入れる中道さんが「余ったから」と思いがけず助け船。アリガタヤアリガタヤ
常に危ない橋を渡る自転車操業の大きなかぶらしい流れがドウドウと流れ込んで二枚の田が完成。
土曜日に10人、日曜日に10人、皆怪我などせず楽しんで帰れたのが一番の幸い。
日曜は午後から雨がザンザン降りとなるが、思ったより暖かい雨で植えていても苦にならず。
にわか作りの新しい田は、ある場所はズボーンと深くなったり大小の石が足の裏に当たったりする。
裸足になって感覚を研ぎ澄まし一足一足を真剣に運びながら植えていく。
大人でさえうっかりするとバランスが崩れて転びそうになる。
皆、特に子どもたちは本気のやる気が漲って思い切り潜在能力を開花させた。
空になった苗のポットでサーフィンする男子たち。あ、ぜ、ん