大きなかぶ農園の日々

じじとばばのゆるい暮らし

ランボー・チェン

2024年08月05日 07時58分24秒 | 日記

朝から蝉がじーじーと鳴きすでに夏の終わりを感じる。
が、暑さはここで終わらないだろう。油断禁物。 
一週間前、夫が朝餌やりに鶏小屋を覗くと産卵箱の中で めんどりが倒れていた。暑さで弱ってしまったらしい。 
キツネやトンビが来るので外に出してやらなかったが日中は草の中で遊ばせてやればよかった。 
めんどりを失っても雄鶏は毎朝雄たけびをあげ、 
一日中「コケコッツコオーーーー!!」と叫んでいる。
めんどりがいるときもそうだったのに、今はそれが悲しみの雄たけびに聞こえてきて同情し
雄鶏を小屋から出した。解放感でそこらじゅうを自由に走り回る。町道を闊歩する。
クロには挑戦的。犬小屋周辺に我が物顔で侵入する。クロは遠慮がちによけている。
マルとは敵対せず。至近距離でもお互いまったく無関心状態なのが面白い。
しかし雄鶏は少し草の中にいたと思うとすぐに玄関の前に陣取ってそこで大声を張る。うるさい。
玄関に置いてある台の上に乗ってフンをする。追い払ってもすぐに戻ってくる。
もっと悪いのは歩いていると追いかけてきて硬いくちばしで襲い掛かってくる。けっこう痛い。
夫が長靴をボクシングのミットのように盾にしてひとしきり雄鶏の相手をしてやる。
「いいかげん付き合うとハアハアと息が上がっておとなしくなる」と得意気に言った。
「近頃だんだん手加減してきた」らしい。
犬や猫が程度が解らず噛んでくる時期を経て甘噛みしてじゃらけるように雄鶏も変化した。
実はただ無邪気に遊んでいるのか?


そうして雄鶏はその乱暴さが買われ〈ランボー・チェン〉と命名され、番犬ならぬ番鶏の任に着く。
チェンはジャッキーチェンからもらった。その力をみんなの幸福に使えるようにと願い。。。

奥さんを失い、妻を守る為の力を発揮する機会を失い、暇を持て余したランボーは夫の長靴をサンドバック代わりにトレーニングに励む。

 

 

 

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