退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#874: 政治家の賄賂と科学者の捏造

2017-06-21 21:54:16 | アメリカ便り
忙しい日々が続いています。
仕事は来るし、手間隙のかかる娘がいるし。
主人がいないから助かりますが。

土曜日にウエストヴァージニアに帰る娘とともに私も行かなければならないようです。
10時間運転は若い娘にもつらいのでしょうね。
ついていってほしいといわれました。
これもひとえに、“モモ”と“ルイ”という2匹のモルモットのせいです。
犬猫は飛行機OKだけどモルモットはだめということで、車で帰ってくるしかないのです。
ストレスの多い学校、この低知能、大食い、くさい、汚い、“ピーピー”よく泣くなどなど、良いところが何もないモルモットでも娘の心の安らぎとなっているのですから。
といっている私もストレスはまるっきりなかったけど、“増えすぎたからもって行って良いよ”と実験指導官に言われ、家に2匹のモルモットを持ち帰ったっけ。
その2匹、3歳ぐらいになって私がアメリカに来たため、私の母親が面倒見る羽目になってしまいましたが、両方とも、子沢山で9歳という長寿を全うしました。

ところで東大分子生物研究所の教授の捏造が明らかになったようです。
論文5本に捏造があったそうでしすが、この教授、あの“シンデレラ小保方サン”が捏造したときには非難をしていたと聞きましたが。
私も研究員を27年間していましたが、政治家の賄賂と科学者の捏造って同じ心理が働いていると思います。

両方とも絶対にばれるのに、なぜなくならないか。
麻薬みたいなものなのでしょうか。
つまり甘い汁に陶酔しちゃうってな感じで。
やめられないとまらない、とまるっきりカッパエビセンみたいなみのなのでしょう。
こと捏造に関しては、再現性がないと絶対引っかかります。
だから、これは賄賂よりもより発見される確実が高い。
小保方さんの時だって再現性がないということでばれてしまった。
うそはつけないのです。

ちなみに#475で小保方さんの捏造に関して書いたブログの一部です。

宮部氏、須田氏の対談“小保方事件のなぞに迫る”は長年製薬会社の研究員をしていた私にとって興味深いものでした。研究者は研究を始めるにあったって、まず最初に自身のハイポセシス(仮定)を立て、それを実証するために各種の実験をしていきます。宮部氏はこの仮定を“希望”と明記し、“希望”が一人歩きをしてしまったと述べていますが、まさにそのとおりと思います。私はその一人歩きが、小保方氏の注目されたいという欲、理研のiPSでとった遅れを取り戻すための焦り、大学院、ハーバード、理研時代を通して、適切な指導者不在から来ているものと思います。“STAP細胞は過失か捏造か”と言う点で、“悪意”という言葉が理研での“捏造/故意”の規定として用いられている、と書かれていましたが、俗に言う悪意を持って捏造する科学者はほとんどいないと思います。悪意というより、自分が立てた仮定に対する間違った熱意が科学者を捏造に駆り立てるのではないでしょうか。小保方氏のように、宮部氏、須田氏のようなその道のプロにまで、“オーラを感じる”と言わしめる人は、自分の都合で、過失と捏造の両方を利用していると思います。使い分けているとは言いません、過失と捏造、更には実証の区別ができなくなっているのだと思います。問題は科学者だから起こすのではなく、人間レベルで起こすのであり、小保方氏のような人はどの道に進んでも、このような問題を起こすと思います。

先日、かえ子ちゃんから回ってくる左翼雑誌(と私は思っている)“婦人公論”をみていたら、小保方さんの日記だか手記だかが連載されていました。
相変わらず、きらきら、お姫様、問題をまるっきり把握していない人です。
何でこんな犯罪者(だって国民の税金を使ってでたらめのサイエンスをしていたんでしょう)の手記なんか乗せるんだか判りませんね。
さすが婦人公論だ。

平和な写真をどうぞ











ハブグレジュンタのマミー