退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#977:犬と私

2018-02-01 21:10:37 | アメリカ便り
トランプが大統領就任してから暗黒の1年が過ぎました。
トランプが就任してから、良い事と言えば、株がすごく上昇したことぐらいでしょう。
といってもこの好景気株、いつ暴落するかわかりませんが。

昨日のニュースではトランプが任命しなければいけない主要640ポジションの内、今までに決まったのが380ポジションだけと言ってました。
反対に考えると、これら主要ポジションが大して埋まらなくても、アメリカの政府機関は機能していると言うことは、所詮なくてもよいポジションがたくさんあると言うことではないのでしょうか。
または、もともと政府機関が機能していないから、主要ポジションが埋まる埋まらないに関係なく機能しないものなのかもしれません。

私はアメリカでは選挙権がない日本人なので、トランプが選ばれたのは私のせいではありません。

私と犬は古いお付き合いです。
これも両親が犬好きだったためでしょう。
私が物心つくころにはもうすでに、家には犬がいました。
コッカスパニエル、コリー、スピッツ的雑種、近所が要らなくなったからといって我が家につれてきたダルメシアン、私が拾ってきたモコモコ犬。
アメリカに来てからも寂しさのあまり、シェルターからもらってきたり、ダンボールに入って捨てられた犬を拾ってきたり。
私は本当に犬が好きなんです。

アメリカで就職してから5年ぐらいしてから仕事仲間にオーストラリアンシェパードを紹介されてそれ以来、そればかりです。
いや、1匹を除いて。
この1匹、シェルティーでシャイロと名づけました。
以前も書いたけど、ある1月の雪の降る寒い朝に我が家の玄関前に現れたのです。
生後9ヶ月ぐらいだったでしょうか。
かわいかったです。
そのときはスピリットが死んでグレーシー1匹しかいなかったので、家で飼う事にしました。
しかし、しばらくしてこの犬がどうしてシェルティーでありながら野良になったか、わかってきました。
精神異常犬だったのです。
最初の1年ぐらいはまだましだったのですが、私以外の人に“噛み付く、吠える”がだんだんひどくなってきたのです。
それでも私たち家族は我慢しましたが、ある日ついに主人が切れてしまったのです。
まともに主人の手に噛み付いたのです。

日本では噛み付く犬なんてそこらへんにいますが、アメリカでは噛み付く犬は”NO"で、問題犬とレッテルを貼られ、暗い将来が待っているだけです。
シャイロも噛み付く犬だけど、何とか一人暮らしの年寄り女性を見つけ、手放すわけを言って引き取ってもらいました。
でも1ヵ月後に電話が来て“もうだめです。隣人をかじりました”と。
保健所に連れて行くといってました。

と言うことで、なぜ私がこのような回りくどいことを書いたかと言うと、シェルターから犬を救い出さず、どうして1000ドルも払ってブリーダーから犬を買うかの言い訳です。
保護犬は飼うのが気が引ける。
シャイロ見たいのにあたったら大変。
さらに今回のボランティアーで話した人、保護して5年たったけど、いまだに触らしてくれないとか、2年たったけど懐かないとか。
私はそこまで自分の人生を犬に左右されたくないし、忍耐もない。
もちろん良い保護権のほうが多いと思います。
でもやっぱり犬はパピーから自分の好きなように育てたいです。

その代わり、ボランティアーはできるだけしますので。
保護犬をもらわないことを許して!!

ハブグレジュンタのマミー