退職女のアメリカ便り

オーストラリアンシェパード、ジュンタのマミーのアメリカ、セントルイス生活

#2017: わかってもらえる!!!、と言う感情はアメリカでは持たないこと。

2023-09-05 02:50:21 | アメリカ便り

おはようございます。

今日はレイバーデイ(勤労感謝の日とでもいうのでしょうか)と言ってアメリカのホリデイです。

この日で暦上、夏は終わりと言うことになり、ほとんどの学校も授業が始まり、そしてなんといっても国内のほとんどのプールが閉まる日でもあるんです。

そして、この日を過ぎたら白い靴やら白いパンツも御法度になるそうです。

と言っても、これは昔の仕事仲間の言うことであって本当にそうなのかどうかはわかりません。

週末は息子一家が嫁の親戚が集まると言うことで此処から2時間ほどのところへ行ってしまい、私は一家の馬鹿犬2匹の面倒を3日間見ることになりました。

大きめの猫サイズの小さい犬なのですが、ジュンちゃんキキちゃんがIQ150とすると、この犬は達は90と70ぐらいでしょうか。

特に70の方は家の中でおしっこをするんです、しょっちゅうではないんですが、3日間で見つけただけで、3か所やられていました。

90の方はおしっこの方は大丈夫なんですが、吠える。

夜中に、2回ほどふくろうの鳴き声を聞いて吠えだしました。

昨日、馬鹿犬を届けに息子の家に言ったら、5日間ほど見なかった孫は私を見てはにかみながら母親の後ろに隠れる始末。

え~、来週から1か月いなくなると言うのに、帰ってきたらどうなっているか、私を見て泣き出すんじゃないでしょうかね。

でも昨日は少し時間が経ったら手を握ってくれ、帰り際には投げキッスをしてくれました。

週3回も子守しているし、毎週日曜日には夕食を食べに来ているので忘れられたら困るんですよ。

犬を届けたら今度は娘から電話。

また、人生相談か?!

婿と喧嘩をしたそうで家を出てきて家の近くを歩いているそうな。

話を聞くと、いくら娘びいきの私が判断しても、これは婿が悪い。

❝この馬鹿タレが❞と言う言葉がぴったりとあてはまる婿は、時々日本人の感覚からは理解できない行動をとってくれます。

アメリカに47年住んでいると、❝期待しちゃだめだよ❞、と言う暗黙の了解が自分の中で確立しちゃってます。

つまり、日本人の間では1を聞いて10を知る、とまではいかないまでにしても、聞いた言葉通りに受け取らなくてもその裏表に隠れる感情思考を察知できることができます。

これは日本人だけに特化した能力と思っています。

私の息子も娘もしっかり日本人的に育ててきたので感性も行動も日本人的です。

嫁の方は非常におっとりとした誰とでもうまく行く性格を持っていますが、婿はさすがイタリア系、イタリア語と同様忙しい、でも単純。

婿は頭が非常に良いと思う、はっきり言って頭が良いイタリア人はまぐろ的です。

私もまぐりと言われて久しいが、イタリアマグロとニッポンマグロお互い腹の内を探りながら表面はうまくやってます。

まだ、時間がかかるな!、この婿を見極めるには。

娘、散歩から帰って婿と仲直りをしたそうで、婿が折れたそうな。

前のはなしに戻りますが、アメリカ人と何年も付き合っていても、❝口に出さなくてもわかってもらえる❞と言うことは、ほとんどありません。

口に出して説明しないとわかってもらえないのです。

なんせお釣りを足し算で暮れる国民ですから。

でもこの感覚ってアメリカ文化なんです。

まず英語の文章を見れば一目瞭然なんです。

日本の文章を考えるに、主語って大事だけど文章の中で何回も何回も念を押すように主語が出てくるってことないんじゃないですか。

日本人は文章を読んでいると最初に主語がはっきりしていたら、その後主語なしでも前後の文章ですべてが理解できるじゃないですか。

アメリカではSheとかHeとかの主語は常にしつこいぐらい文の先頭に出てきます。

このことは私がアメリカにきて少し時間が経ってすぐ気づいたことなんですが。

と言ってもこのWOKE、LGBTQ,,時代この主語はどうなるかわかりませんが、だってSheとかHeとか性別を表す言葉が無くなるんだから。

兎に角、アメリカに住んでいたら、❝わかってもらえる❞、と言う感覚は消し去った方が良いです。