自らの漢方処方。マイ毛はえ薬です。
その処方の中でも君薬(最も中心となる薬)が何首烏(カシュウ)です。何首烏の効能は皮膚が潤う。抗老化作用。肝機能改善作用。抗菌。腎機能を整える。ホルモン作用。視機能低下防止。血中コレステ□一ル値を下げる等々有ります。
昨日は1週間にたった一回の休みなのに、通夜巡りとなりました。親戚にも若いガン死者が出ました。今日も職場で優秀な若い看護師がガンで死んでいました。
最近癌死が多く感じます。しかも若い。両親が80,90歳代なのに子供の方が先に死んでいます。これを逆さ仏と言います。死者には不敬な言い方ですが、香典を私がもらうはずの人が先に死んだために、私がが香典を払うようになり、自分が死ぬ頃には誰も香典をくれる人がいなくなる。これを逆さ香典。。。という言葉はありません。
冗談はさておき、みんな予防医学の努力がたりません。私なんかは父が45歳で恐ろしい進行したスキルス胃癌(遺伝性が強く、予後が悪い)にかかり47歳で死んだために、自分も50歳は超えないだろうと思っていました。実際に父方男性の従兄弟は若くしてスキルスでなくなっています。結構無理な人生を生きているので、私ももうそろそろでしょうが、今のところは統合医療で何とか生きながらえています。これからはアンチエイジングです。
何首烏(カシュウ)とはその代表格の生薬です。何首烏(かしゅう)の名前のいわれは、昔、 何田児という名の人が山の中で藤状のような蔓をした植物を見つけ、その根を煎じて飲んでみると、身体がとても元気になり、頭の髪毛は真っ黒になり、皮膚も潤ってきました。その子孫も長生きをしたとのことです(何首烏伝説)。すなわち何首烏は人(何さんのような)の頭をまるで烏の頭のように真っ黒にする薬草、という話です。
人が老化する特徴は
目が見えにくくなくなる。頻尿や尿が出にくい前立腺肥大、腰痛、神経痛、皮膚が乾燥してかゆくなる、性欲が落ちる、髪が抜けたり白髪になる等々です。
これを「腎虚」といいます。髪は腎虚になると細くなり抜け落ちます。しかしほんとは肝臓が悪くなっても髪が白くなります。すなわち「肝熱腎虚」で髪が抜けるか白髪になるのです。髪の生える精は腎が与え、血余すなわち髪に与える栄養素は肝が与えるのです。何首烏はこの肝と腎の両方を整える生薬なのです。むろん髪が黒いということは長生きするということです。