花は語る:患者さんの感情がよみがえったとき病は消える
新型コロナのパンデミックが起こりそうな世界の状況です。そんな中、患者さんが手づくりのフラワーアレンジメントを持って来てくれました。春を思わせる黄色のチューリップとガーベラがもうすぐ来る明るい未来を思わせるアレンジメントです。熊井農園の蝋梅や梅も枝垂れ梅も咲き、そのほか白や紅梅が咲き始めました。まさに春が来ています。
ガンと共存光栄
一切の治療を拒否し、3年進行がんまま闘病を続けている患者さんの進行が止まった。
何か意識に変化が有りましたかと聞いたら
「闇の中にいた子供の両手をつかみ引っ張り挙げました。
それが自分の小さいときの姿で、抑圧された自分あることは分かりました。
それから考え方が変わったような気がします」
「どう変わったのですか?」
「今まではガンのことばかりを中心に生きてきましたが、
よく考えるとそれ以外には悪いことが無いことに気がつきました。
良いところ、それで生きていけばよい。そう思った頃から良くなった気がします」
と答えました。
私は「そしたら次はその子の手を取って二人でダンスをしたら良い」と言いました。
ガンは忌み嫌うだけのものでなく、自分の心の成長促すものです。」と話しました。
根性より変える勇気
ある若い治りつつあるうつ病患者の話、
職場復帰前に色々注意をすると、患者が答えました。
「根性より勇気」そう思うようになりました。
私は「良いこと言うね!」と言うと、「それは先生が言いました」との事でした。
しかしこのことが彼女に意識されれば復帰成功の可能性は高い。
うつ病を治すには薬よりも根性よりも勇気ある価値観の転換です。
ガンもうつ病も頑固です。
考え方を変えて柔軟な生き方をすれば身体の免疫や神経、ホルモンのホメオスタシスの力らが回復して治らない病気はありません。
治らない病気ほどメンタルが関係している
心の機能はホルモンや免疫や自律神経の機能として表れます。その機能停止状態が続けばガンなどの重篤な疾患となります。
いくら末端で治療していても、中枢の指令が変更されなければホメオスタシスの三角形の力は戻らず病は治りません。
でもコツは簡単なのです。
それば変わる勇気です。
闇は消え、心は温かく春は近い、これは病に苦しむ人の誰にでも起こることなのです。
たとえ不治の病だったとしても、心が変われば苦しみは消え、暖かい春が来るでしょう。
黄色い太陽が輝く金色の世界に・・・