松葉杖生活３日目

出勤から解放された私。
きっとそのストレス軽減でどんどん自然治癒力が増すに違いない！

ゴミ出しも
洗濯も
掃除も諦めて、
メールの返事と
事務作業と
トイレと食事だけで生きる。

なにせトイレ行くだけでも必死なのである。
腕立て伏せが一回も出来ないだけのことあって、
もはや手首は腱鞘炎一歩手前である。

食事というても、買い物に行けていないので、
冷蔵庫の中にあるのは、
隠しチョコレートと
賞味期限切れの卵と
先週パートナーが持ってきてくれたジャガイモだけだ。

病院で胸を射抜かれた気のしたセリフが
頭をよぎる
「ご家族の方いらっしゃらないのですか？」

老女
孤独死
餓死
独り身
Dining alone
solitary death
ロンリネス

ドゥおおおおおおお

0.2秒の間にめまぐるしく浮かぶ
悲惨ワード。
この妄想力が私の特技だからしょうがないんですが。

自転車で来てしまっていきなり松葉杖渡されて
途方にくれたのは真実です。


一人暮らしの切なさよ。
でも一緒に暮らしてる人がいたら
それだけ迷惑かけちゃうんだから、
楽な部分もあるのよね。
なにせ、いまトイレの扉閉めるのもしんどいし、
シャワーの後、すぐに服も着れないし！

でも今日は幸運なことに、
パートナーくんがうちに立ち寄る用事があるのです。
リハーサルに持っていくためのお土産のソーセージがうちに
置きっ放しだからですよよよ。
それをいいことに、
「とりあえず食べれるもの買ってきて〜〜」と甘えてみる。
夕方まで耐えれば、なんかやってくるに違いない！


きたわきたわ。
鯛のおカシラきたわ。（なんでや!?）
赤貝のヒモとか、
生ノリとか
トラフグの皮とか

どんだけマニアックなんじゃ！！！！

二人で食べるには大量すぎるんじゃないか？という
料理を残してあくせくとリハに出かける相方くん、
結局ソーセージを忘れて行っちゃうという、、、、、
爆笑に次ぐ爆笑、ああ、爆笑、何日ぶりか・・・・

この爆笑でだいぶ自然治癒力は増したに違いない！！！
ありがたいのう！！！！

しかし、勝手にギプスを取らないように。
絶対に体重をかけないように
絶対に患部を動かさないように
とだけ言い渡して夏季休業に入ってしまったお医者さんよ、
私は本当にこのまま信じてこの辛い日々を送らねばならないんですか？

本当に最低二週間かかるんですか？

患部だけは、痛くないんですよ!?!?


むくみゆく患足




(続く）