ぞうもつ日記

喰ったら出せ! 出せないなら喰うな!

人類みな家族じゃない

2007-05-29 | 脱線
バンド名に「5」をつけると
不遇だったり、不安定だったり、
不慮の事態を招いたり、
あんまりよくないって話らしい。

で、毎度混乱を抱えている
今のバンドは思いっきり「5」付きの名前で
2004年に立ち上がったのですが、
ワタシが参加した2007年はなんと第5期メンバー。
立ち上がっては解散、立ち上がっては休止、を
繰り返しているわけです。
1年続いてない・・・。
で、5期にはいってからも、
既に2人が離脱している話は既に書いた通りですが、
また昨日のリハで新たなハプニングが・・・。
サポートでついてくれている3人組ホンセクのうち
ひとり、つか、リーダー、つか、中心人物、がですね、
音楽活動一切をリタイアするとのこと。
プライヴェートな問題でですがね。
で、別に不幸な問題じゃなくて、
おめでたい理由なのですが。

デモ別にやめなくてもいいじゃんよーーー。
・・・と単純に思っちゃったのですが。

それは、淡泊な家族の中で育った
ぞうもつの勝手な印象であって・・・

みなさんそれぞれ、
いろんな輪の中でがっちりと生きているんだよね、と
認識しました。
あ、話をきいてすぐには
理解不能でしたけど、
親とか家族とか暮らしとか生活とか
そういうことを本当に大事に生きているひとたちがいるっていうことを

たまたま

昨日の夜観たNHKドキュメンタリー番組で知って(笑)
ヒトの考え方はいろいろなのだ、と反省。

ドキュメンタリーのテーマは
とある日系ブラジル人一族、つか、イチ家庭に起きた結婚の顛末。
イチ家族といっても100に近くいる大家族(^_^;)
移民し、農園を築きあげた先代の意志の元、
日本人同士での結婚(たとえ血縁婚になってでも外部を排除する勢いでの)で、
子孫を増やし、
日本語を日常的に話し続け、日本の文化を大事にし、
日本にいる日本人より日本人らしい暮らしをしようとしている
不思議な不思議な一族。
この農場で暮らす、ということには、
たんに農家で働いて食っていくという意味以上のことがあるのです。
ちょっとカルチャーショックすぎて、
深く理解するのは難しい人々で、
俗世間から離れてしまっているかのようなイメージをもってしまう。
でも若者達は当然、将来を考える。
ここで暮らしていくべきか、外へ出るべきか。
で、残っている子たちは本気で、この農場を愛していて、
どうしてもここで子供を産み育てたい、と望んでいるのだ。
そこまで思えるってどういうことなのか・・・すでにわかんない。
家を出るのが目的で
勉強もできないのに学校にいったぞうもつにはわかんない。
80人以上で決まった時間に食べる食事・・・ギョギョギョ。
家族団欒なく育ち、
寮にはいってからもなかなか友達とうまく食事を共にできなかったぞうもつには、
めんどくさい以外のなにものでもなさそう・・・。

結局、結婚相手である外部ブラジル人男性は
農場に住むことを許されなかったのですが、
これねぇ、このヒトのパーソナルな問題でもあるのですよ。
だって、1年間様子を見ましょうということで、
実際暮らしていたのに、
結局農作業を覚えず、日本語を全く学ぼうとせず、
態度も悪く、とけ込もうともせず、
要はきらわれちゃってるわけですよ。
たくさんのヒトの個人的感情を逆撫でしてきちゃってるわけ。
だから、ドキュメンタリーの伝えたいことがブレちゃってる(笑)
もっと素晴らしいブラジル人だったら、
きっと努力が実って・・・になっただろうから。
なんかねぇ。

まぁ番組としてはブレちゃってたけど、
ちょっとぞうもつ的にはタイムリーで、
結婚、子育て、という人間という
ベーシックなものの考え方で、
自分が標準だと思っちゃいけないんだな、と。

ああ、むしろ異常です、うちは。ええ。

そんなわけで、
突然の幸せハプニングで人生の転換期を迎えた彼のことは
応援したいと思います。

けど、すっごくいいプレイするヒトなので、
やっぱりこっそり音楽活動は続けた方がいいと思うよ、ウン。


☆最近のウン●
リハ、ライヴ続きで食事の不規則ぶりもハンパじゃないのですが、
それでもなんとか最低限の排出はこなしております。
ああ、プレミアムよ、もう一度。




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