細越麟太郎 MOVIE DIARY

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●「アーサーとミニモイの不思議な国」の地底冒険ダーク・ファンタジー。

2007年07月10日 | Weblog
●7月9日(月)13-00 六本木<アスミックエース試写室>
M-087「アーサーとミニモイの不思議な国」Arthur (2006) europa 仏
監督・リュック・ベッソン 主演・フレディ・ハイモア ★★★
実写と立体アニメーションの合成ファンタジーだが、かなりダークでグロテスク。秀作「パンズ・ラビリンス」のあとだけに印象は不利だし新鮮味がない。
それにしても心配なのは、リュック・ベッソンの動向だ。
おとなの映画なのか、こどもの映画なのか。
そのミックスした家族向けにいろいろなジャンルの作品に積極的にトライするパワーは認めるが、あの「レオン」を発表した頃のシャープな映画野郎の彼は、一体どこに消えたのだろう。
ディズニー・ピクサーの「レミー・・・」の方がフレンチ志向しているのに、ベッソンの相変わらずのハリウッド迎合の傾向は変わらない。
●104分●9月丸の内プラゼール他でロードショー予定