細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

空へ向かう花

2008-10-20 22:16:42 | 読書メモ さ行
空へ向かう花   著者 小路幸也

《内容》
ハルとカホはちがう小学校に通う6年生。接点などなかったふたりが、運命のいたずらによって引き寄せられる。心に傷を負った少年少女、そして彼らを見守る大人たち。それぞれが懸命に前を向いて歩いていく…。
             (紹介文より)


―――
何もできない。
だから、できることをする。
しかし、本当に何もできないのかと、自問する。
自分に問いかけることぐらいしか、私にできることはない。


―――
「違う。会えて、たくさん楽しい思い出が残ってる。それは、ゼッタイにゼッタイになくならない。わたしが生きてる限りわたしの中に残ってる。だから良いことなの」


―――
他人が、誰かの、悲しみを癒すことはできない。苦しみを取り除くことはできない。そこから立ち直るのはどんな時代だろうとどんなときだろうと、その人間個人の力なのだ。その人間がそういう思いにならなければ、何も消えていかない。
 だが、周りにいる者は、その手助けはできるはずだ。
 大人は、しなければならない。
 子供たちが進むべき道を、指し示してやらなければならない。


ありったけの話

2008-10-20 17:17:38 | 読書メモ な行
ありったけの話     著者 中山 智幸

《内容》
いっそ命に関わる病気だったらよかったのに―――一度は受け入れた恋人を突き放す形になってしまった過去。その謝罪をするのになかなか一歩を踏み出せない。死別より辛い男女の別れとその6年後を描いた、新鋭の力作。
              (紹介文より)


―――ふぶきが来て、ながい時間のあとに去り、風も雪もお休みです。
ながい時間のあとにまた、つよい風。
やがてふぶきが来て、去って。おなじことの、くりかえし。


結婚式

2008-10-20 13:13:19 | 散歩・旅  神奈川県

山野草ほととぎす

花びらの斑点模様が、鳥のほととぎすのお腹の模様に、似ているところに、名前の由来があるそうです。

   厳かな雰囲気がいいですね。

 

もう一組、見ました。

男性の方は外人さんでした。なんだか見ている人たちの顔が、みんな柔らかな表情になっていて、いいですね。