細沼園のお茶飲み話

お茶の時間のひとときに、思いつくまま書きました。

もう一枝あれかし  著者 あさのあつこ

2016-02-04 21:37:37 | 読書メモ あ行

《内容》

男はなぜこうも散り急ぐのか。遺された妻たちの、女にしかできない戦い方とは―。男と女の一途な愛を描いた五つの物語。「小舞藩」を舞台に、新たな傑作時代小説が誕生!  (紹介文より)

 

―――一度結んだ縁ですもの。そう容易く、解いてよいものではないでしょう


水のかたち 下  著者 宮本輝

2016-02-04 20:54:38 | 読書メモ ま行

《内容》

志乃子は一個の鼠志野の茶碗をきっかけに、骨董の世界へ足を踏み出していく。茶碗と同時に貰い受けた手文庫には、小さな手縫いのリュックサックと、敗戦後に命懸けで、北朝鮮から三十八度線を越え帰国した、ある家族の手記が入っていた。残りの人生で何が出来るかを考えた彼女は、その持ち主を探し始める―。ひたむきに生きる人々の、幸福と幸運の連鎖から生まれた、喜びと希望の物語。   (紹介文より)

 

―――自分を、自分以上のものに見せようとはせず、自分以下のものに見せようとしない、というのは至難の業だ。

 人間はすぐにうぬぼれる。絶えず嫉妬する。他人の幸福や成功をねたんだり、そねんだりする。自分を周りからいい人だと思われようとする。


空飛ぶ広報室  著者 有川浩

2016-02-04 20:48:40 | 読書メモ あ行

《内容》

戦闘機パイロットの夢を不慮の事故で断たれた空井大祐が、転勤先の防衛省航空自衛隊航空幕僚監部広報室で出会ったのは、記者の夢を断たれ悶々としていたテレビディレクターの稲葉リカだった。大の自衛隊嫌いのリカの言葉に刺激されながら、空井は、少しずつ新しい夢を追い始める。  広報という「お仕事小説」としても、自衛隊ラブコメとしても楽しめます。また、書き下ろしの「あの日の松島」は、3.11の松島基地が舞台です。涙なくして読めません! (紹介文より)

 

―――腹が立つのは仕方ない。人間だからな。けど怒りを相手にぶつけるな。


アゲイン 28年目の甲子園  著者 重松清

2016-02-04 09:43:57 | 読書メモ 

《内容》

もう一度、甲子園を目指しませんか―。40代半ばの元高校球児、坂町は見知らぬ女性に突然、声を掛けられる。彼は高校時代、ある出来事が原因で甲子園への夢を絶たれていた。記憶の蓋をこじ開けるような強引な誘いに苛立ちを覚える坂町だったが、かつてのチームメイトと再会し、ぶつかり合うことで、再び自分自身と向き合うことを決意する。夢を諦めない全ての大人におくる感動の物語。   (紹介文より)