《内容》
八咫烏が支配する世界山内では次の統治者金烏となる日嗣の御子の座をめぐり、東西南北の四家の大貴族と后候補の姫たちをも巻き込んだ権力争いが繰り広げられていた。賢い兄宮を差し置いて世継ぎの座に就いたうつけの若宮に、強引に朝廷に引っ張り込まれたぼんくら少年雪哉は陰謀、暗殺者のうごめく朝廷を果たして生き延びられるのか…? (紹介文より)
《内容》
八咫烏が支配する世界山内では次の統治者金烏となる日嗣の御子の座をめぐり、東西南北の四家の大貴族と后候補の姫たちをも巻き込んだ権力争いが繰り広げられていた。賢い兄宮を差し置いて世継ぎの座に就いたうつけの若宮に、強引に朝廷に引っ張り込まれたぼんくら少年雪哉は陰謀、暗殺者のうごめく朝廷を果たして生き延びられるのか…? (紹介文より)
《内容》
純で健気な江戸に暮らす女達を描く作品集 夫・吉良上野介を殺された富子は鬱々と暮らしていた。「富子すきすき」と言ってくれる、いい夫だったのに・・・。純で健気な江戸の女達を熟練の筆で描く作品集。 (紹介文より)
《内容》
誘拐事件の裏に隠された“真実”の意味とは!? 人と人との“絆”を描くヒューマンミステリー デビュー作の絵本『あおぞらリボン』がベストセラーとなった陽子と、新聞記者の晴美は親友同士。共に幼いころ親に捨てられた過去を持つ。ある日、「真実を公表しなければ、息子の命はない」という脅迫状とともに、陽子の息子が誘拐された。ふたりが辿り着いた「真実」とは・・(紹介文より)
《内容》
美しき海にかけられた白い吊り橋は、愛する故郷に、何をもたらし、何を奪っていったのか――。瀬戸内の島に生まれ育った人々の、愛憎半ばする複雑な心模様を描いた連作短篇集です。作中の1編「海の星」は、日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。選考委員の北村薫さんも選評で「群を抜いていた。鮮やかな逆転、周到な伏線、ほとんど名人の技である」と絶賛しています。鮮やかなストーリーテリングと細やかな心情描写、デビューから5年を迎えた著者の最高到達点がここにあります。特撮をしたカバー写真にも御注目ください (紹介文より)
《内容》
27年間兄だと信じていた男は何者なのか?村上和久は孫に腎臓を移植しようとするが、検査の結果、適さないことが分かる。和久は兄の竜彦に移植を頼むが、検査さえも頑なに拒絶する兄の態度に違和感を覚える。中国残留孤児の兄が永住帰国をした際、既に失明していた和久は兄の顔を確認していない。竜彦は偽者なのではないか?全盲の和久が、兄の正体に迫るべく真相を追う―。第60回江戸川乱歩賞受賞。 (紹介文より)
《内容》
社会の暗部を暴き続ける、カリスマ・ドキュメンタリー作家の「心中事件」。相手は、有名女優の妻ではなく、不倫中の女だった。そして、女だけが生き残る。本当は、誰かに殺されたのではないか?「心中」の一部始終を記録したビデオが存在する。不穏な噂があったが、女は一切の取材に応じなかった。7年が経った。ひとりのルポライターが彼女のインタビューに成功し、記事を書き上げる。月刊誌での掲載予告。タイトルは「カミュの刺客」。しかし、そのルポは封印された―。いったい、なぜ?伝説のカルト番組「放送禁止」創造者が書いた小説。 (紹介文より)
《内容》
山の神に愛された女郎と銀を掘る少年。幕末の石見で出逢った二人の灼熱恋愛長編! 石見銀山で育ったお登枝は身寄りもなく近々女郎になる。客をとる前夜、お登枝は堪えきれず密かに想いを寄せていた銀掘の伊夫の元へと逃げるが、別の男に後をつけられていて――。やがて遊郭一の女郎となったお登枝は伊夫を想い続けながらも、開国という時代の大きな変化に巻き込まれていく。過酷な運命の果てには何が待つのか。 (紹介文より)
《内容》
永禄3(1560)年、京の街角で三人の男が出会った。食い詰めた兵法者・新九郎。辻博打を生業とする謎の坊主・愚息。そして十兵衛…名家の出ながら落魄し、その再起を図ろうとする明智光秀その人であった。この小さな出逢いが、その後の歴史の大きな流れを形作ってゆく。光秀はなぜ織田信長に破格の待遇で取り立てられ、瞬く間に軍団随一の武将となり得たのか。彼の青春と光芒を高らかなリズムで刻み、乱世の本質を鮮やかに焙り出す新感覚の歴史小説!! (紹介文より)
―――己にとって本当に大事なことは、おぬしの棒振りと同様、人に聞いたぐらいで分かるものではない。懸命に考えて、初めて自分なりのものが見えてくる。それも最初の一歩だけじゃ。それでようやく一歩進んで、次に二歩目がおぼろげに見えてくる。すべてそうしたものだ。