法事の日時は喪主様の独断で良い

今日は、久しぶりに、お隣の相模原市営峰山霊園さんにお参りに行きました。私は、この霊園が好きなのです、どうしてかと言いますと、民営と違い市営ですから、広々していて、開放感があるのです。駐車場もたくさんあるし、民営の霊園にはない、採算を度外視した、ぜいたくさです。相模原市は、合併が続き、とうとう、政令指定都市になってしまいました。なんと、先の戦争前までは、浄土真宗の寺院はまったくなく、名前の通り、相模の国の原っぱだったのです。ところが、それが、かえってよかったのです。戦後、その原っぱは、住宅地に変わり、人口は爆発的に増加しました。ですが、現在、あまりの人口増加に火葬場の数が少なく、需要に追い付かない状況が続き、隣の愛川町や厚木市の火葬場を利用する方も多くいらっしゃいます。ご遺体を安置するのは、無料ではありません。仮に、一週間、火葬に待たされるとなると、一泊、高級ホテル並みの料金がかかりますから、一週間、宿泊したら、一体いくらになることやら、これは、話しを大袈裟に言っているのではありません。試しに、葬儀社さんに聞いてみてください。もし、違っていたら、メールを頂きたいと思います。それならば、隣の市町村の火葬場まで行って、早く火葬して頂いた方が、安くすむこともあるのです。それには、住んでいる場所の火葬場で、火葬するのと、違う市町村で火葬するのでは、料金が違うのです。当然、違う場所の方が高くなります。今年、冬場の亡くなる方が多い時期には、横浜市から、ずいぶん、厚木市まで霊柩車が来られてました。私は、何で、横浜ナンバーなんだろうか？と思いましたが、そういう訳だったのです。皆さんは、久しぶりに、偶然にあった知人、友人に会いましたらどのような対応をされますか？後期高齢者の方に限らず、若い方も、じゃまた、今度連絡するね！と言って、曖昧な約束をすることは、良くありますが、まず、会う実現はしません。特に、会いたくない方とは、それで良いのですが、本当にこの人と会いたいなら、その場で、何月何日何時にと、約束するべきです。理由は、いつも言っているとおり、いつ何時、自分の身に何が起こるか分からないからです。私は、旅行だって、行きたいところは、即、1人で行きます。友人の都合など聞いていたら、前に進めません。私の場合は、いつ、仕事になるか予定がたたないので、行ける時に、即、行こうと決めています。49日や法事の日時を決める時も、みんなに相談したら、決まりません。誰かが、欠席するか、妥協する事になりますが、それは、仕方がないのです。もし、親が亡くなった場合は、兄弟姉妹だけには日時を相談して、後は、喪主さまが、この日にやると宣言するべきです。特に、遠方からの親戚のおじさん、おばさんの都合の返事など待っていたら、いっこうに前に進みません。特に、土日の１１時台は、法事のゴールデンタイムです。大規模な霊園なら、早い者勝ちの争奪戦です、この１１時を予約するために、一年前から予約を入れる方もいらっしゃいます。コロナ過前は、法事の後は、食事をすることが定番でしたから特にそうでした。今は、法事の読経の後は、解散するということが多くなったので、１１時にそれほどこだわらなくなりました。今の７０代以上の方は、義理堅く、遠くても、兄弟・姉妹が亡くなったといえば、どんなことがあっても、かけつけなければならないということが染みついています。でも、コロナ過で、少し変わりました。お互い、遠方ならば、遠慮させてもらおうとか、行くのは断ろう、というのは、良いことだと思います。遠方から行く側も、迎える側も、お互い、無理はしない、交通費も宿泊費もお土産代も浮きます。そのお金で、自分の好きな事に使うのも良いと思います。日時で、もめたら、全部、私のせいにしてくださって、かまいませんとわたしは、お伝えしております。