浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

お盆のお参りの仕方

2023-08-07 18:44:00 | 日記
今日は、もうかれこれ、30年お参りに行かせていただいている霊園さんにお参りさせて頂きました。今日は、猛暑ではなかったので、お墓の前でのご法要も比較的楽でした。私は、真夏の猛烈な暑さの中でも、墓前での法要に慣れているのですが、参列者、特に、高齢者の方を心配しながら、読経しています。この時期は、なるべく、短く終わります。手を抜いている訳ではなく、お参りされている方を配慮してのことです。そして、夕方からは、また、お通夜にお参りさせていただき、今、お寺に帰ってきました。お通夜の前に、髪を切りに行きましたが、「この時期、お寺さんは、お忙しいでしょう」と、この時期のお決まりの会話でした、美容院も夏は、繁忙期だそうで、やはり、暑いと、皆さん、髪を切ってサッパリしたくなるようです。そろそろ、お勤めの方も、お盆休みでしょうか。私の友人も、不思議と夏休みとは言わずに、お盆休みと言います。それだけ、お盆は、日本人に欠かせない仏事だからだと思います。でも、昨日も書いてしまいましたが、お盆休みは、ご先祖に感謝をするためのお休みです。私は、遊びに行くなと言っているのではありません。遊びに行くのも結構です、身体を休めるのも大事です、そして、遊びのついででも結構です、是非、お参りするのも忘れないでください。そのために、会社も、お盆の時期にお休みにしているのだと思います。盆という言葉の意味は、「すくわれる」です。誰が救われるのかが、仏教でも宗派の教えの分かれ目です。浄土真宗では、亡き方ではなく、生きている者がすくわれるのです。亡き方は、既に、仏様と成られていますので、救われる必要はありません。迷い苦しみ不安だらけの私が、阿弥陀如来に出会い救われるのがお盆です。先祖様は、残された者に、感謝しなさいとか強制はしません。人間は、強制されると嫌になるものです。強制などされないから有難いのです。人間は、何かをしてあげると、つい、感謝しろ!と強制するものです。何か、ご利益を求めるためのお参りではなく、今、私がここに生きているのは、ご先祖のお陰です、いつも、見守って下さってありがとうございます。とお参りしてみてください。気持ちが良いものです。そこで、何かお願い事をするのではなく、ただ、感謝するだけのお参りです。それが、結果的に、良い種を蒔くことになり、良い方向に人生が向かうのです。

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