Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

移民問題

2005年10月29日 | 生活
フランスは移民を受け入れることにとっても寛大な国民でした。
今でもそうですが、ちょっと空気は変わってきています。

やはり失業者の増加が深刻だからだと思います。

昔は(わたしがフランスに来た当事)はごみ収集などの
嫌がる仕事は移民労働者がしていました。
こんなことはフランス人がするものではないという
おごった考えです。
今は、ごみ収集はいい賃金になるので、ほとんどは
フランス人という面白い現象です。

89年にベルリンの壁が落ちてからは、東側の国の人が
どっとなだれ込んできて、各方面で問題がでてきています。

音楽の世界も然り。
元東の国のオーケストラは元西側オーケストラの半額以下で
仕事を引き受ける、おまけにうまい、と言うのでいろいろな
フェスティヴァルはこの人たちに占領された形になっています。

移民の人が住む場所は、やはり安い住居のあるところに
なりますから、そういうところはどうしても治安が悪くなります。

このごろは青少年の犯罪が多くていつも話題になっています。
日本もそうですから、移民だけの問題だけではないかもしれませんね。
教育問題、情報量の増大などが大きいかもしれません。
あと、親の子供への態度でしょうか。