Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

新しいスタート

2006年09月17日 | 生活
9月はヨーロッパの新学期です。
8月末から小学校は始まり、9月4日からすべての学校が始まったので交通渋滞も毎年のごとくうんざりです。

フランスで起こった暴動事件を省みて、この新学期から問題の多い学校に教師を増やしたりする措置がとられます。

249校が問題校と判断され、1000人の教師と3000人のアシスタントが追加される事になりました。
すぐに効果が上がる事は期待していないが、必要なこととして実行されます。

ここにあげた問題校の一例として、サンドゥニにある学校を訪問したフランス人の先生の話・・・・

学校はまるで牢屋のように鉄格子が張り巡らしてあるそうです。
・すべての先生は護身用にピストルを持っている。
・先生がある生徒の機嫌を損ねた場合、そのお兄さんやら仲間が先生を待ち構えて、死ぬほどの暴力を振るう。
・この学校はこれらの暴力学生が、決まりを作り、先生方はそれに従わざるを得ない。
・校長先生はいるが怖くて仕方がなく、何の力ももてない。

このような学校は何の価値があるのか、先生方の精神状態はいかなるものか、と考えてしまいます。
勉強はほとんど出来ない状況のようですね。

どうしたらこんな状況を打開できるか・・・大変な問題だと思います。