Romarin フランスの草の根となって

住み始めた時は腹がたち、住み慣れると離れがたいフランスにすみ、45年の年月がたちました。日々のことなど綴ります。

喫煙者にとっての受難

2008年01月06日 | 生活
2008年の1月1日を持って公共施設内だけでなく、レストラン、バーなどでも
全面禁煙の法律が実行されます。

食事を終わってゆっくり一服、と言うわけには行かなくなりました。
バーでも、お酒を飲みながら煙草をくゆらす事も出来ません。

法律を破って、すっているのが見つかると罰金です。

年初めはこの法律でにぎわっています。
リヨンの「Cafe 203」と言うカフェのパトロンが、この法律に反対して、
店に来る人に喫煙を許しています。

反対して、と書きましたが、パトロン曰く
「お客さんに喫煙を許すとニュースにしてもらう事によって、
このことで議論が沸くことを望んでいるのです。
検閲が来るのが待ち遠しい」といっていました。

昨日の新聞に続きが大きく書かれていて、フランスで最初に
罰金をもらった人の写真がでかでかと出ていました。
その人はこの「カフェ203」のお客さんでした。

パトロンが、ニュースに「喫煙してもいいカフェ」と流したもので、
何人もの警察が早速押しかけたのです。
でもとても親切だったようですよ。

警察がテーブルの間を回って、喫煙している人に、「禁煙ですよ」
といって回ると、吸っている人は煙草を消したとか。
その中で、一人、警察と気づかずすい続けている人が外に
呼び出されて、罰金の紙をもらいました。

個人的には、レストラン、バーでタバコが吸われているのは
嫌なので、うれしいニュースなのですが、なんとなく
しっくり来ないものがあります。
なんでしょうね?