この年齢になると、世の中の流れの速さについていけないなあ、と思うことがあります。
例えば、新しく編纂んされた国語辞書にこんな言葉が取り上げられました。
「沼」
湿地の一種。池や湖との区別は明確ではないが、一般に水深 5 m 以内の水域であり、イネ科やシダ、ヨシ、ガマ、スゲなどの草に占められ、
透明度が低く、規模があまり大きくないものを指す。
そしてもう一つの「沼」は
アニメや自分の好きなジャンルに「はまってしまい」抜け出せない、そんな状態を表すそうです。
う〜ん、わかりませんね、、。
このように分からないことがいっぱいで、突っ込みどころ満載の社会。
その中でこんな商品が売り出され、私は衝撃を受けました。
ポケトークという翻訳機です。
この翻訳機がかなりの高性能で、1台2万円から3万円のお手頃価格。
74ヶ国語に対応。マイノリティの言語も使用することができます。
会議の通訳もできるほどの音声認識力と翻訳力を感じます。
それも瞬時に翻訳できるのです。
通訳・翻訳の分野は機械翻訳が非常に難しいと言われていました。
2020年の東京オリンピックを控える日本には、毎年たくさんの外国人がやってきます。
それに対応できる通訳者がいるかというと、「いいえ」ということになってしまいます。
しかし、この翻訳機があれば、
空港の免税店でも、量販店でも、レストランでも、オリンピックでも
かなりのパワーを発揮できることになります。
政府は来年度から50万人近い外国人の単純労働者にビザを出そうとしています。
建設、造船、宿泊、介護、農業等でほとんど会話のできない外国人労働者に
説明をするとき、もう通訳があまり必要なくなる恐れがあります。
1台2万円なら労働者一人一人に貸与しても、構わないかもしれません。
生産性が上がればいいのですから。
私は若い頃から「中国語」で随分家計を助けてもらいました。
私よりずっと上手に訳すこの翻訳機を見て、
あ〜、とうとう私の仕事も先が見えてくるのかなあ、とすごく心配になりました。
世界はこんな感じで変わっていくのでしょうね。