今朝、ノワタリさんに遠隔で手伝っていただき3階の神様の御鏡の御魂入れをした。
昨晩、母の心臓の具合が良くないのでエネルギーを入れたが、丹田に手を置くとピリピリしたので何か憑けているのではと思いそれもノワタリさんにご相談した。
「悪いものではないが、日に焼けた老婆の指の長い手が見える。」と言われた。
そのような人は身内にいないが、なぜかその時父方の祖母の叔母さんの顔が浮かんだ。その事を伝えると、「寒気が走ったから、そうですね。その方お名前は?ご供養しましょう。」と、仰られた。「ご家族から忘れられてるのかしら?きれいな人ね。」とも言われた。
しかし、私には下の名前は分からない。土手かぼちゃのような顔の祖母と違い上品な人で子供の頃、祖母の田舎へ行く度、祖母の実家ではないのに泊まったりしてその家のお孫さん達と一緒によく遊び、わけ隔てなくかわいがって頂いた優しいおばあちゃんだった。
父も子供の頃、夏休みになると其処へよく行き、少し年上の息子さんに勉強を教えてもらったと懐かしそうに言う。
母も血縁ではないが、大変優しくしていただき祖母の親族の中で一番好きだった人だという。
また、名前を教えてもらったのでノワタリさんに連絡を取ると、訪問者が来られていたので午後になった。
その間、隣町の道の駅まで行き買い物をした。昨日叔母に沢山切花をもらったが、あまりにも綺麗なのでそこで芍薬を買った。
まさかそれを、ご仏前に供えるとは思っていなかった。
昼過ぎ部屋に戻ると、ベランダに1羽の産毛のまだついている子ツバメが足を上げた仰向けの状態で落ちていた。「わぁ!」と叫び声をあげてしまった。
ヒヨに襲われたのか、それとも落っこちたのかは分からないが、よく見ると大きく息をしていた。
まず、助からないだろうと思ったが、コンクリートの上ではかわいそうなのでマットの上に乗せた。
片付け物をした後、たぶん死んでいるだろうから海に流さなければと思いティッシュで掴むと「ピィピィ」とか細い声がした。
左手に乗せ右手で覆いエネルギーを1時間くらい流すと、足の裏から痛みが数回出て行った。それでもずっと、足裏が重い。
そうするうちに子ツバメは仰向けでなく普通に座った。外傷はないが、3メートル近く落ちたので相当なダメージを受けているはずだ。手のひらに乗っているツバメの頭を指でナデナデしていると、少しづつ鳴く。ベランダでは他の兄弟達が親が来る度賑やかに鳴いているのに不憫である。
そのままずっと抱えている訳にもいかず、電気のマットの上に箱を置きその中に綿を敷き詰めティッシュ置いて暖めた。
その間私は、今晩ご供養する準備とツバメの餌を買いに出た。命のある間はどうにか面倒見ようと思う。
帰宅すると、母が「ヒヨがベランダにやって来ていたのでハンガーを投げると当ったのよ。」と、得意そうに言った。もしかすると落とした子ツバメを探していたのかも?
虫の幼虫と鶯の餌の粉を買って耳かきに載せくちばし近くに持っていったが食べてくれないので綿棒に水を含ませくちばし付近を触った。
まだ、早急なのか?そうするうちにおしっこが出た。
そして供養の準備に取り掛かった。甘酒とミルクコーヒーがノワタリさんに浮かんだのでそれらとりんごをむき、イチゴと羊羹やお饅頭を用意しご飯とお水、お茶を供えた。
そのおばあさんはとても不幸な人で、一人息子は戦死、後身内から養子をもらい嫁をとったが、私が小学生の頃その養子さんも病死され、その後お嫁さんに余り大切にはされなかったらしい。
子供の頃、其処の私より1つ上の女の子はそのおばあちゃんが、足が冷たいだろうと言って懐に足を入れて暖めたのを見たのを覚えている。私の祖母など、そんな事してはくれなかったので驚いた。
子ツバメは何時までも明るい所においていくわけにいかないので、マットに電源を入れたまま隣の部屋にもって行き、夜7時からご供養した。
母も父もやって来てお線香を上げ拝んだ。今晩はみんなでそのおばあちゃんを思い出し、その話をしたのでそれも供養になるだろう。
ノワタリさんは「大変喜ばれてますよ。する前から気配はしていたんだけど、お顔は見せてくれなかったけど、若い頃の着物の姿でふくよかな人ですね。」と言われた。
今晩はそのままにして沢山食べていただき明朝、お供えと一緒に名前を書いた短冊をお炊き上げして海に流しに行こうと思う。
そんな事もあり、1日中バタバタした。