今朝、外が騒がしいので出てみると、ツバメがみんな飛び立ちました。全部で5羽と思っていたら、順調に育っていたら、なんと6羽。6羽には巣は狭かったのだろう。
先日落っこちて死んでしまったツバメはたった1週間で飛び立てるはずだったのにかわいそうに運が無かったのだと思う。
それでも近くを飛び、すぐに巣に帰ってくる程度だ。また、2番子が出来るだろう。楽しみだ。
さて、タイトルの生霊、幸い私は経験した事がない。たぶん、嫉妬されるくらい私がうらやましく思われる事が無かったからだろう。
小学校6年の時、仲良くなったヨシコちゃんは中学校に入ってからクラスが一緒になることはなかったが、隣のクラスだったのでクラスメイトよりも仲良かった。
ユニークな人で夏休みの宿題の絵は手足に絵の具をつけ、手形足型を画用紙につけたが、わかりやすいので一旦水に浸けぼかし、その後、絵の具を吹きかけて仕上げたりしてマイペースの人だと思っていた。
でも、2学期になると学校に来なくなってしまった。
気になり、もう一人の友人と家を尋ねると、「登校時間になると頭が痛くなるだけど、お昼くらいになると楽になるのよ。」と言う、3人でおしゃべりをして「早く、学校に来てね。」と言って帰った。
しかし、彼女は一向に登校してこなかった。
そのうちに、お母さんが祈祷師の所に彼女を連れて行くと、「同級生のお母さんが彼女に憑いている。」と言われたと、名前は言わなかったがそう言った。
祈祷師の力も及ばず、全く登校して来なかったが、
「もう一度1年生からするので違う校区の学校に行くわ。」と、違う色の紺のネクタイを買っていた。
しかし、やはり行く事は無く、精神病院へ行ってしまった。
高校に上がるころ、「私は軽いから出してもらったわ。」と言って、連絡が来た。
でも、彼女は見た所普通でなぜ、病院に入らなければ為らないのか分からなかった。
そうする内に彼女はいなくなっしまった東京にいるお兄さんの所へ行ったと言うことだった。
しばらくしてお手紙が来たが、出さなくてはと思いつつ筆不精な私は出しそびれてしまった。未だにとても後悔しているが、30歳の頃お母さんにお尋ねすると、結婚されて子供さんもいるということだった。消息が分かればお会いしたい。
そしてこれは友人のムッチャンの会社の同僚の話しだが、同期入社の女性は大変気分が悪くて出社できず、数日間休んでいた。
病院で検査しても何処も悪くなく、彼女のお母さんが祈祷師の所へ連れて行くと、祈祷師は
「あんた邪魔なのよ。」と、べらべらとしゃべりだした。会社の女の子が憑いていたらしかった。
それでも彼女は半信半疑で、ずっと聞いていると、
「ああ~しんどい。○○くんに逢えなくて寂しい。」と最後の言った言葉を確認する為、会社にすると、その彼女は休んでいた。憑く方もエネルギーを相当使い疲れるそうで、社内恋愛していたので彼氏に逢えない事を寂しく思っていたことまで口走ったらしかった。
その後、憑いた方の事をムッチャンは「タタリ」と呼んだが、寿退社で辞め、憑かれたほうの彼女はまもなく退社したと聞いた。こんな不公平な事ってアリ?
たぶん、憑かれたほうの人に何らかのカルマがあるのだろうか?
そして母、高校生の頃、母は階段から落ちたと思ったら、翌日はダイニングの椅子の背もたれがはずれ転んでしまった。いづれも大して怪我はしなかったが、近くの拝みやのおばさんが顔が違うと言って気づき、祓ってもらった。その時に、「近くの人だよ」と言われた。
母は、装飾屋さんに頼み 階段には滑り止めを付け、ダイニングは茶の間になった。
その時は誰だか分からなかったが、後で誰か知った。
その人は、亡くなられてからも成仏できず、孫に憑いていた。数年前、孫に当たる女性に会うことがあったが、全く昔の面影は無く、おばあさんそっくりになり、妹と姉妹のように仲が良かったのが妹を避け、時折チラチラと上目遣いに様子を伺っていた。
その時、ノワタリさんがご一緒だったので心配はしなかったが、完全に彼女に憑依していた。あんなにも顔が変わるとは…
最後に叔母から聞いた話である。
もう叔母は70半ばの年であるが、洋裁を習いに上京した時、車椅子の女性と一緒になったそうである。
その女性の話で結婚を前提に交際していた男性の気が変わり、他の女性と結婚するようになったそうである。
その人は丑の刻参りをしたそうで、(その時刻、外を一人で歩く事だけでも怖い)だんだん男性は体が衰弱していき、家族か周りの人間が気づき、その女性は電車に飛び込んだが、一命は取り留めたものの、電車に引きずられ足がなくなったと言う事で、手に職を付ける為に来たと言われたそうである。
相手にかけた分、呪いは跳ね返ってくると言う。
どれもこれも、人間の想念ってすざましい。怖い事だ。
ねたみ、嫉み、恨みを持たず、あまり一つの事に固執しないことだと思う。