バラが咲き始めた。残念今年は薄いパープル色のバラを母の日に妹から送ってもらっていたのを去年の夏、枯らしてしまったので今年は見る事ができない。やはり鉢植えは難しい。
昨日、黄菖蒲の花が県内の公園で咲き始めたとのニュースがあった。朝晩寒くまだ、茶の間のこたつ敷きを片付けられないでいるので感覚がづれそう。
連休の間に、気になって消息を探していた友人に連絡が付いた。それまで何度かをしていた実家にたまたまお母さんが帰宅中で教えてもらった。
たぶん中四国かせいぜい関西だろうと思っていた友人は東京にいた。
以前勤めていた大手のスーパーをバブル期に辞めて現在の職場に移ったそうである。
坊ちゃん育ちでない彼は逞しく、中学校から親元を離れていたのでしっかり地に付いた?生き方をしてきたのだろうか。
「おい、ネコ、お前もAB型だったよなぁ~。少ないから高く売れるぞう。」と、売血した帰りにやって来て彼は私に言ったが、
「やだぁ~」と言いながら、さすがにその言葉は引いてしまった。ただでさえその頃貧血気味なのに売れるか!そんな事ができるなんて知らなかった。
ぼそぼそとしゃべっていたのがすっかり東京の人の言葉になっていた。
以前連絡があった時、女の子が2人いるといっていたので「お孫さんは?」と聞くと、「いや、まだ」となんかそっけく触れられたくなさそうな雰囲気だった。どうも電話を取り次いだ奥さんの声は若かったので、昔からか彼女が複数だったので一人では済まなかったのかも…と、思った。
8月であれば、集まりに参加できるとの返事だった。
世話をしてくれているパンダに連絡をと思いながら、まだである。
ノワタリさんがもう会う必要がないと言われた言葉が耳に残っている。3月、5月の連休までにはと言いながら連絡が来ないのはそういう事だろう。
3月にノワタリさん宅へ行った時、カメラに彼らの映像が残っていた。
お見せすると、「二人とも子供のまま大人になったみたいね。よく似てるわ。」と言われた。
「本当にいい人たちだったわ。」と言い、どちらが好きだったのと言う話になった。
「ピンクね。」と、ノワタリさんはピンクのセーターを着たパンダを指した。
「二人とも好きだったけど、横の謎の中国人。」と偶然その言葉が出てしまった。もともと香港スターのレオン.カーフェイに似ていたがますます、大陸の人っぽくなり人民服を着れば良く似合いそうな風貌ある。
しかし、あの時一瞬であるが後ろにいるはずの彼らがわからず壁際に二人の中年男性が立っていたが不思議な事に私はそれが全く別人に見え、キョロキョロとしていた私に「ここにいるよ。」と声をかけてきた。思い返しても、解せない。
妹は覗き込みながら、昔の顔をわずかに知っているので、「鼻は変わんないわねぇ。う~んヘアスタイルかな~、顔も広がったよね。」などと言っていた。
先月家へ来た時、20歳ころの写真と見比べ、これがこうなって、これもこうなってと使用前使用後の様な感じで言ってみんなで笑いながら、年月の隔たりを思った。
「ノワタリさん、あの地場の悪い下宿を出ていたら、うまくいってたかしら?」と、お尋ねしたら、
「いいえ、違うわ。あなたにはこの道の人よ。」と、言われた。
この道の人っていうがまだそういう人にお会いした事はない。
でも、私はお友達には恵まれていると思う。悪意を持って近づいてくる人に出会ったことはまだない。
学生時代親しくしていた女友達に「ネコちゃんは無意識に甘え上手ね。」と言われ、「えっ!そんな事ないよ。」とても心外であり驚いた。
しかし、彼女曰く「批判してるんじゃないのよ。無意識なのよ。故意じゃない。あなたの性質よ。」と言われた。「○○ちゃんが、あなたのまねをしてるけど、故意だから見え見えでいやらしいのよ。」と他の女の子の事を言った。
そう見えているのかと思うと自分では分からず、何とも言えなかったが、今思うのに私は好き嫌いがはっきりしていると思っていたが、本能的に嗅ぎわけ たぶんそれを許してくれる人達とか付き合わなかったのではと思う。
そういう事って許されるのかな~、もう還暦前のおばさんには許されないであろう。