めざせ百名画

旅行も山もどうもご無沙汰なので、現実的な映画鑑賞をテーマにしてみました(いい加減)

クリスマスイブ

2016-12-25 16:57:01 | 日記
12/24(土)

土曜休みです。

床屋で坊主になってから温浴施設へ。

昔よく行ってましたが、潰れて新しいオーナーで再出発してます。

第4土曜日はサービスデーで1,000円ですので好都合です。(実際はここに消費税とか入湯税が掛かる)

元気なら自転車でもいけるのですが、中川の寒風は辛いし電車にします。

新小岩から無料バスが出てます。




キャラクターはネコになりましたが、中は殆ど変わってませんね。

プールは潰して個室の仮眠所になってるようです。(有料)

ぬる湯にゆっくり浸かって体温を上げた後、低温サウナに入ります。

塩は自分で買えと書いてあります。

1時間汗をかいて、二階の広場へ。

床に寝そべってリラックス出来るのはここの売りです。

横になって本を読んでると、心から安らぎます。zzz

受付で塩を買って、もう一度サウナへ。

面白いように汗が出てきてナメクジ状態です。(笑)

これは病みつきになります。(昔もそうだった)

これはサービスデーを狙ってまた来ようかな?と思ってホームページを見てたら…

1月13日からプレミア回数券(5枚で10,800円!)発売のニュース!

ハマりそうです。

16時から無料のビンゴ大会があるのですが、後ろ髪を引かれながら退館してJRで阿佐ヶ谷へ。

休日ですが忙しいです。




飲み屋街を抜けると怪しい?名画座が。




最後の聖地です。

ここの会員システムも素敵です。

会費は2,500円とちょっと高めですが。

通常1,200円が会員価格800円。

そして入会時に2枚の招待券が貰えます。(もうこれだけで元取ってるし)

そして鑑賞ポイントが5個貯まれば1枚招待券。

当然こうなります。




スクリーンで味わう悪の愉しみがテーマです。

286 悪女の季節




東野英治郎の財産をめぐって悪女が絡み合います。

内縁の妻は山田五十鈴。

十分オバちゃんですが、色気も残ってます。

滑舌良く喋る姿は見事です。

その娘が岡田茉莉子。

倍賞千恵子の次に可愛いな。

ロビーにマルベル堂の2人のブロマイドが売ってました。

買おうかな?

可愛いもんな。

ここに甥っ子、殺し屋、運転手まで加わって組んず解れつ。

ロビーで座ってる顔に幾つか見覚えがあります。

1人はギンレイホールのオールナイトで映写技師です!と挨拶してる普段はキネカ大森で働く小柄な

ネーちゃん。

こっちは親しみを持ってますが、あっちにとっては迷惑でしょうからお声掛けは自粛しておきます。

もう1人は横顔が倍賞千恵子似のお姉さん。

映画好きならお友達になりたいタイプです。

もう1人、ツンと澄ましたツンデレタイプの美人さん。

ウーン、どっかで見た事あるんだけどなぁ…

287 最後の審判




エリートの伯父さんを妬む主人公は仲代達矢。

ビリヤード屋の主人だけでは食えずに、ノミ屋もやってます。

飲み屋じゃないですよ?

個人でやるのは危険な商売で、しょっちゅう大穴を当てられて伯父に借金してます。

伯母を寝取って、伯父の財産を狙ってます。

話の流れで隠れ蓑が必要になり、隣の喫茶店のウェイトレスを手籠にしたら、これが初物ですっかり

仲代に夢中になります。(結婚して〜!)

飛行場を舞台に完璧な計画を立て、殺人を犯しますが、刑事 伴淳三郎は見逃しません。

(飢餓海峡然り)

ネチネチコロンボみたいに付きまとった挙句、出来過ぎた証拠品で足が付き、生半可な知識で

上手く立ち回ったと思った証拠隠滅も失敗に終わります。

ただ、そんな仲代と分かっても付いて行こうとするウェイトレスが哀れです。

邪魔になった女へのあからさまな邪険な態度が素敵です。

仲代達矢、勝新太郎、田宮二郎が三巨頭でしょうか。

温浴施設ですっかり骨抜きになってるのでついつい目が瞑りますが頑張ります。zzz

288 銭ゲバ




銭のためならなんでもするズラ!と叫ぶのが唐十郎。

父親はろくでなしで家を出て行き、貧しい暮らしで医者にも診てもらえず母を亡くし、自暴自棄

になって新宿に出てきます。

手段を選ばず、と言っても殺人は良くないぞ?(笑)

次々と殺してはその辺に埋めてます。

死体を掘り返した犬も殺してます。

大企業の社長家に取り入って(車に突っ込む)下男の立場から成り上がります。

2人の娘が居るのですが、妹の婚約者を殺して失踪に見せかけ、その地位に収まります。

結婚して副社長。

そして父親の社長を絞殺します。

見事社長の座を射止めました。

姉の方に元々惚れてまして、クルーザーで海に連れ出し、まんまとモノにします。

脱ぎっぷりの良いのはやはり緑魔子。

1970年製作でお幾つだったのでしょうか。

一時失踪していた姉が赤ちゃんを連れて戻ってきました。

あんたの子供よ!

一生掛けて復讐すると言ってましたが、呆気なく子供は唐十郎に殺され、詰った姉も海に

突き落とされました。

(既に妹は自殺)

あまりの死体の山に館内も苦笑に包まれてます。

主題歌 銭ゲバ大行進もぶっ飛んでます。

疲れました。

平井に行くには遅い時間ですので、200円弁当屋へ。

イブなんで豪華にいきますか?




やっとブログ追いつきました。(ナウ 12/25 18:00)

さて、飲みに行くか?












お誕生日ですが…

2016-12-25 15:35:01 | 日記
12/23(金)

今日も大手町です。

一杯仕事が重なってます。

予定の蒸気流量計の整備。(今日のはこないだとは別のメーカー)

そして、動いてなかったメーターのメーカーのリベンジ。(おかげで支払いを止められました。

払えませんからね!とメールを打っておきましたが、後で聞いたら業者さんもメーカーに払いません!

と言ったそうです。負の連鎖です。1番下にいるのが全てを受け止めます。)

そして、うちが壊して逃げたと思われてた(濡れ衣)配管修理の現調。

急に決まった男子トイレ内の減圧弁の交換。(壊れてて、手洗いのお湯が出ない状態。)

しかし、考えたらそれぞれに経費を乗せて見積もりして、一緒にやったらその分は差引くべきだと

思うんですが、なぜか誰も触れようとしません。(管理も、予算を取ったんだから変更は面倒らしい)

そうか、こうやって少ない儲けをカバーするのか。

全て無事終了。(優秀なのは業者さん達)

地下鉄を乗り継いで恵比寿へ。




写真博物館が新装してから来てませんでしたが、電車の吊り広告が気になりまして。




ベルギー?




展示毎に金を取られるシステムです。

部屋は3つありますが、ウーンと考えて2つのセット券を購入します。

観たかったのはこれ。




ついでがコッチ。




少女のつぶらな瞳に負けました。(笑)

アピチャッポンってタイの映画監督です。

実は週末に渋谷でこの監督の映画を観ようと思ってました。

写真もありますが、映像もあります。

酩酊や夢の混在。

男性を誘惑して、あの世へ連れて行ってしまう未亡人。

霊長類の記憶。

失われてしまった記憶。

花火は彼の中でシリーズ化されてます。

まさに芸術です。

とても理解出来そうにありませんね。

映画はキャンセルしときます。(賢明)

続いて東京コレクション。

昔の街角などで撮られた写真が並んでます。

踊り子とか、原宿とか、ビジネスマンとか、年始回りとか、入れ墨とか、キャバレーとか。

時は流れていきます。

アラーキーもあります。

タイ人、フィリピン人。

刑務所、映画館。

休日のプール!

水が見えません!

隣の人と肌を接するばかりの混みようです。

吉本じゃあるまいし、そんなに入れるなよと。(笑)

つぶらな少女は梅佳代かと思ったら違いました。

ホンマタカシって聞いたことある名前です。

リアルな写真の中に、置物のような人間が並んでます。

どうやって撮ったのでしょうか?と前から不思議でした。

解説があるわけじゃないので解決しませんが。

すっかり日が暮れました。




映画館に戻りましょう。




ここはユナイテッドグループです。

会員でしたが、今年の2月で失効してました。(それだけこのグループには縁が無かった。立地も微妙

だし、安くないし。豊洲も同グループです。)

この映画を観るにはここしか無かったので仕方ありません。

普通にチケットを買えば当然1,800円。

一年間の会費が500円。

そして、金曜は会員デーで1,000円。

さて、貴方ならどうしますか?




入り直しました。

一発で元を取りました。

285 Smoke




アメリカ、日本、ドイツの合作です。




別に場面はニューヨークですが。

ブルックリンの街角の小さなタバコ屋が舞台です。

自販機なんてありませんので、みんな店でタバコを買います。

主人は10年以上、同じ時間に外からのタバコ屋を撮影し続けてます。

題名のごとく、殆どの場面で誰かしらタバコを吸ってます。

こっちまで煙くなってきます。

常連の作家は、妻を亡くして落ち込んでましたが、偶然見ていた主人の写真集の中から、妻が写ってる

のを見つけ出します!

作家はボンヤリしてて車に轢かれそうになってた所を黒人の若者に助けられます。

その少年は2日彼の家に泊まった後姿を消しましたが、その後におばさんやら不良やらが訪ねてきます。

主人の元カノが現れます。(主人が戦争に行ってる間に、別の男と結婚したクズ)

娘を助けて?

なにそれ?

実は妊娠していたそうです。

すっかり大人になってますが、クズの男と付き合っていて、人生を誤りそうです。

黒人の若者は噂で失踪していた父親が生きていると聞いて訪ねて行きます。

自動車の修理工場を経営していましたが、そこで働く事になります。(偽名で)

主人と作家が乱入してきて、父親に素性がバレて殴り合いの喧嘩になってしまいます。

(その後のフォロー無し)

いろんな話が走馬灯のように流れていきますが、ポスターのシーンが出てきませんね?

老婆と主人が抱き合ってる奴です。

どうしたかな?と思ってたら最後に出てきました。

なるほど、そうきましたか。

エンディングの中で歌が流れ、キャストのクレジットが始まって画面は一転白黒に。

でもなんでそこで毎日写真を撮ってるのかが今一分からんな。

外はカップルまたは家族連れ。




独り者は200円弁当屋で買い込んでディナー。


まだ大手町

2016-12-25 14:50:05 | 日記
12/22(木)

朝から大手町です。

フィルター洗浄の立ち会いですが、その他に1月にやる予算工事の詳細説明を求められてます。

最初は現場の責任者とメールでやり取りしてたのですが、それを責任者がccで管理の責任者に

送ってるもので、それを見た管理から、面と向かってやれ!とツッコミが入りました。

面倒臭。

防災屋さんと待ち合わせて、管理室で打ち合わせします。

弁を交換するんですが、スプリンクラーの液を抜くと復帰が大変なので、今回は弁の前後を凍らせて

液を抜かずにやってしまおうと計画してます。

私も現場を見るのが楽しみです。

どうやって凍らせるの?

液体窒素(ー196度)で管を包みます。

終わったらどうするの?

ヒーターで温めて、窒素を溶かします。

多分、責任者の人は、酸欠の資格を持ってるのでしょう、酸欠の対策は?

窒素は空気から取り出すのですから、そのまま元の空気に返せばオッケーです!

ここちょっと違います。

限定された空間(部屋の中とか)で一挙に液体窒素を溶かすと、窒息するのです。

全然オッケーじゃないじゃん?(泣)

なんだかんだ対策を指示されて、事前に書類の提出も求められてしまいました。

作ってる暇無いんですけど…

夜は銀ブラしてみましょうか。




クマが動いてます!




この映画館は、割引が貧弱であまり来たくないんですが、東京ではここしかやってません。(泣)




しかも、ネットで買えないんで、ここまで来なければなりません。

席は確保出来ましたが、時間があります。

かと言って、ザギンで飲める身分でもありません。

日比谷まで歩いてきました。




刺身盛り合わせと鯵南蛮。




フキとスジ煮込み。




この煮込みが濃厚な味で、これがあれば何杯でもいけることを発見しました。

今度からこれでいきます。




隣に若い女性が1人で立ってます。

店員の扱いから見て常連の様ですが、飲み物を頼んだきりで黙って飲んでます。

待ち合わせか?

こんな所から出会いが始まったりするのでしょうが、もう時間ですので銀座に戻ります。(後ろ髪)

なんじゃ?この列は?




宝クジだそうです。

しかも、窓口指定です。




どこで買っても一緒だよ?

ってか、当たるわけないでしょ?




列が出来てます。




284 ヒトラーの忘れもの




ロビーに素敵な絵が並んでます。




これはノブさんお勧め。




クジラには評判悪し。

これはゲイの話ですが良かったな。




原題のどこにもヒトラーなんて単語はありません。

付けたもん勝ちです、邦題なんて。

実際、私だってヒトラーに惹かれた訳ですからね。

第二次世界後のデンマーク。

長らくドイツに占領されてましたが、めでたく復帰です。

めでたくない事に、海岸には無数の地雷が埋められたままです。

帰る前に掃除して行けよ!とは尤もな言い分です。

が、なぜか作業するのはドイツの少年兵ばかりです。

プロにやらせないと危ないんじゃね?

日本は島国という事もあるし、守備的兵器が軍のお好みではなかった様であまり使われなかった

様です。(あったのは対戦車。ほぼ特攻兵器)

ヨーロッパ戦線では放っといたら戦車がバンバン浸入してくるため、ビッシリ敷設が基本です。

だから本来は撤去の技術も確立されている筈ですが。

敢えて将来ある少年兵を使ったところに根絶やしの意図を感じます。

砂浜に一列になって、這いながら棒を砂に刺していきます。

カツン!と当たったらそれは地雷です。

砂を掘り出して、信管を抜いて地雷を撤去します。

食料もロクに与えられずに、家畜の餌まで盗み食いしてましたが、そのうち監視の軍曹と打ち解けて

きます。

軍曹は、仲間の制止も聞かずに食料を少年兵達に与えます。

休日も設けて、砂浜でサッカーしたりして青春か?と思ったら、安全と思ってた砂浜で地雷が爆発!

軍曹の愛犬が吹っ飛んでしまいました。

信管を抜いたからって気まで抜いたらいけません。

車の荷台に積み込んでるときに、山になった地雷の上にもう1つちょっと乱暴に乗っけた途端!

こういう時は、せめて一発で死んだほうがまだマシです。

手足を吹っ飛ばされても、ロクに治療もされず(ドイツ人だからね)結局余計に苦しんで死にます。

この砂浜を綺麗にしたら、国に帰してやる!というのがスローガンでした。

14人が4人になって、やっと目的を果たして、元気でな!と別れたのですが、軍曹が調べたら、

4人は別の地雷源に連行されていたのでした。

やっぱり根絶やしか。

これが1番効きますね。

日本だって少子化で緩やかなこの状態です。


そんなに好きな訳では…

2016-12-25 06:34:43 | 日記
12/21(水)

朝起きて、寝ぼけながら朝食のラーメンを作ろうと冷蔵庫を開けたら、大きなビニール袋を発見?

何だ?

お土産の牡蠣ご飯だ!

茶碗に入れてチンしてコーヒーで頂きます。




やっぱり炊きたてが1番美味しいと思います。

今日の大手町はトリッキーです。

スポーツジムの裏側に点検するメーターがあるのですが、普通はジムの中を通らないと行けない

場所ですので、作業はジムが休みの日曜祝日に限られてます。

作業の予算を平日で取ってしまっていて、休日割増が50%増しと聞いて青くなって、管理さんと

頭をひねって考えました。

エレベーターで最上階にあがって、階段で屋上に上がります。

扉にはロックが掛かってるので、防災センターに電話して遠隔操作してもらいます。

そして屋上を渡って向こう側の扉から中に入るのですが、その際に再び防災センターへ電話。

ロックは現場で解除出来ますが、黙って開けると侵入警報が鳴ってしまいます。

階段で作業階まで下りてから室内に入る際に3度目の電話。(遠隔操作)

あぁ面倒臭。

この手順を経なければトイレにも行けません。(泣)

無事作業が終了して、ちゃんとメーターが動くのを確認する為に蒸気を通してもらいます。

地下から上がってくるのに時間が掛かるので、ここで一旦ランチタイム…

1時間してから再び現場に戻ってみたら…

シューシュー蒸気が配管から噴き出してます!

あら大変!

しかしよく見たら、今回我々がいじった箇所からではなく、隣のフランジ部分から漏れてます。

(って事は、以前から漏れてた筈)

そこで、管理さんに「漏れてますよ〜!」と報告して片付けて帰ります。

管理の責任者から携帯に電話が掛かってきました。

何なりか?

「状況からみて、お宅が壊して逃げた様にしか見えないよ?」

なるほど。

警備も設備も、1つづつ押さえておかないと悪者になってしまいます。

だから写真をバシバシ撮って証拠にしてるんですね?

久しぶりに事務所に帰って事務仕事。

部長は現場に出掛けています。

しばらく会ってません。

沢山報告しなければならない事があったと思いますが、何がなんだか分からなくなってきました。

大丈夫でしょうか?

大手町のビルの今年度の入札工事の進捗表を至急送れと設計事務所から言われてます。

よく言うよと。

この仕事は出来の悪いデベロッパー並みの支払い条件で、全て完了してから検収、支払となってます。

大手の設備会社ならともかく、ウチみたいな小さな会社が受けられる条件では無いのですが、

そこはそれブラックですから、下請けさんへの支払いを同条件にして受注してます。

きっと本気で訴えられたら負けると思います。

もう1つ。

17階蒸気配管の修繕の見積もりが100万円を越してるので、設計事務所の査定が入ります。

幾らに出来ますか?

設備屋の購買担当とはネゴした事ありますが、設計事務所とは初めてです。

向こうだって何か根拠がある訳でなく、(相見積もりじゃないから)ただ体裁を整えたいだけです。

面子を潰してもマズイので、業者さんに電話して、ちょっと負けてもらいます。

ただ、あまり頑張りすぎても今度は管理さんに訝しがられますので、さじ加減が肝心です。

新宿でディナー。




松屋は問答無用で味噌汁がついてるので、卵を奮発できます。

しかし、この映画館は相変わらず凄い人気ですね?




ネットで前売り券を買いましたが、最前列しか残ってませんでした。

さすがノブさんお勧めの一本です。

題名もピッタリです。

283 幸せなひとりぼっち




明るいカウリスマキみたいな感じです。(本家はどいつもこいつもしかめっ面)

こっちはけたたましいイラン女も出てきます。

偏屈なジジイが主人公です。

でも私と同い年位だそうです。

寒い国だから老けちゃうんでしょうか。

工場で働いてましたが、リストラになりまして。

妻の墓に挨拶してから首吊り自殺を図ります。

天井にロープを引っ掛けて、椅子を蹴ろうとしてたら…

外でバックしてた車が柵にドーン!とぶつかってます。

第一この住宅街の中は車侵入禁止なんです。

首からロープを外して、憤然と出て行く主人公。

運転の下手くそな旦那を引きずり出して、見事なハンドルさばきでバック入庫しました。

(奥さんがイラン女)

気分が削がれてしまって一旦自殺は中止。

過去の経緯が、死の直前の走馬灯の中で紹介されていきます。(その後もなんだかんだ邪魔が入って

自殺に失敗し続け。)

母親はずっと前に亡くして、鉄道に勤める父と2人暮しです。

車好きの父の影響で、根っからのサーブ好き。(国民車)

目の前で列車に轢かれて父を失い、自分が同じ所で働きだします。

居眠りしてるうちに走り出した列車の目の前に座ってたのが、目のぱっちりした若い女。

笑顔が素敵なクジラ好みです。

主人公も気になったらしく、その後も同じ時間の列車に乗り続け、彼女と再会できました。

薄給の鉄道員とは言えずに、身分を偽って彼女をレストランに誘いますが、やはり耐えられなくて

本当のことを告げて出て行こうとしたら、彼女が肩を掴んでキス!

いい場面です。

走馬灯にしては長いですが、まだ続きます。(笑)

結ばれた2人は、新興住宅地に引っ越してきます。

秩序の乱れた地域に業を煮やした彼は、番人?として動き出します。

戸締りやゴミ拾い、看板取り付けから放置自転車の撤去まで。

気のあった友達も出来ますが、相手が他のメーカーの車(BMWとか)に乗るのが我慢できずに喧嘩別れ

します。

彼女に子供が出来まして、生まれる前に旅行に行こう!となりました。

これが不幸の始まりです。

フランスだかスペインの田舎町に観光バスで出掛けます。

楽しい日々を過ごして帰り道。

乱暴運転の車に惑わされて、バスは崖下へ真っ逆さま!

命は助かったものの、彼女は歩けなくなり、子供も失ってしまいました…

歩けない彼女はめげずに勉強を続け、教師の資格を取ります。

そして厳しい中で就職にも成功。

悪ガキ達にも真摯に接して、信奉者も沢山できました。

この人たちが、彼女が亡くなった後も主人公になんだかんだ関わってきます。

イラン女の家族も子供ぐるみでまとわりついてきて、自殺するヒマがありません。(笑)

そしてある朝、巡回?に来ない主人公を心配して家を訪ねてきたイラン女は、ベッドで冷たく

なってる主人公を見つけるのでした。

ひとりぼっちの最後はこんなパターンです。