コロナとマスクには飽きた。三密(密接、密集、密閉)と医療崩壊という妖怪が徘徊して、互いに我田引水し合っている。三密なんて誰が言いだしたのか知らないけれど、安倍晋三首相がよく仰る印象操作が世界的にピタッと嵌ってしまった。各国の事例でロックアウト後に感染拡大がピークアウトしているので、帰納法的にも効能が証明されつつある。当初は空気感染はないと言っていたのが、大旋回した。いずれにしろ、千三つに近い、まやかしだろう。日本の程度の低い医療関係者、専門家にはクラスター信奉者が多いけれど、そんな物に囚われていると、重要な感染経路を見失ってしまう。三密でもキス、性行為までいくと、感染は避けられまい。しかし、菌は残念ながら人体だけが運んでくれるとは限らない。三密回避で予防できるなら、逆に言うと、非常事態宣言までずうっと続けてきた混雑列車通勤によって、感染者が何百万人と発生していなくてはならない。コロナが朝は眠っていて、夜の居酒屋などだけに出没するとは考えにくい。ロックダウンまでしている欧米より感染者が、通勤ラッシュをかいくぐっている日本の方が断然少ないのは奇妙である。クラスターをすり抜けてコロナ菌が自在に侵入していると見ることもできる。人が直接媒介しなくても、郵便物、宅配便が介在したり、恐ろしいので考えたくないのが食品流通の経路である。スーパー、食品店が休業すれば、人々は食い上げとなり、コロナに罹らなくても死ぬ。だから、誰の手を経たとも分からない物に頼らざるを得ない。三密という西方浄土を唱えていれば極楽往生できるわけではなく、生きて行くにはリスクが伴う、その自然条件が少し過酷になったということなのだろう。中国のウェット・マーケットが怪しいとか、米軍が製造したのではないかとか、真犯人を割り出しても、もう人間の手を離れた潜伏の天才なのだから、一網打尽にはできず、痔か腰痛のように騙しだまし、終生付き合っていくしかないようである。
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