京タケノコの中でも名品中の逸品と言われる嵯峨野筍の旬を送ってもらったので、炊き込みご飯と煮物と山椒の木の実和えにして食べたら、苦しうなるくらい美味しかった。あの先の尖った攻める形状と味のえぐみから、魔除け、毒消し、菌退治の効能があるとされ、COVID-19にはアビガンより効く感じがした。もりもり元気が出てきたのと退屈しのぎに、きょうの散歩はついつい足が伸び、約3時間、2万歩近くになった。牡丹も旬の到来となり、山、里、野の処々に妍を競っていた。ふと、地球がいとおしい気持ちが沸き起こり、イスラム教徒のように大地にキスをするわけではないけれど、名残惜しさを感じた。まさか、罹ってしまい、死期が近づいた予感がなせる業でなければ良いと思う。
名残惜し
この世のつとに
牡丹遊山
散り敷くむしろ
宴に御座れ