朝起きると、今年一番冷え込みが厳しかったので、雪が見たくなり、蔵王に樹氷を見に来た。地球温暖化だ何だと言っているとき、寒い冬に雪を見ると心が落ち着く。あるべき時に、あるべき物があると助かる。それが自然の唄なのさ、という喜納昌吉の『花』を思い出す。樹氷は話に聞いた通り、木々の枝枝に雪が固まった氷が巻き付き、厳粛かつ幻想的で壮観だった。ただし、寒かった。写真を撮ろうと手袋を外すと、手がかじかむのでなく、2、3分で凍り付いた。直ぐに逃げだして、レストランに飛び込み、ココアのカップを握り締めて暖を取った。きのうは吹雪いていたそうだけれど、今日は晴れ上がり、雪の世界に日の光がはね返され、眩しかった。
寒極み
樹に張るこほり
陽を弾く
令和の帝
四方に輝け
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