緊急事態宣言延長とか何とか世間は騒いでいるそうだけれど、自粛も飽きたので来週から卓球スクールに通うことにした。ずうっと板の間1畳敷き範囲のせせこましい壁打ちで我慢していたけれど、ついに切れた。お試しに行ったら、打ち方が悪いと指摘された。自動車の雨除けワイパーのように斜め上にこすり上げなければ駄目だと言われ、家に帰って試すとラリーが1回しか続かなかった。コーチの指導通りにすると、壁に当たったボールは大きく角度をつけて返ってきて、1畳幅を超えて隣の置物に当たるから打ち返すことができない。この1年、ストレート練習ばかり重ねてきたわけで、つい正面に押し出すフォームが身に就いていた。クロスに打つ形に矯正するのは容易でなさそうである。10人ほど生徒がいたけれど、男は他に1人だけで、東京五輪組織委より女性構成比がはるかに高かった。石川佳純とか橋本帆乃香タイプはひとりも見当たらず、国会議事堂に迷い込んだ感じであった。ちょっちょっと手招きされ、相手をしてもらって、ひょろひょろ球を入れると、目に留まらないスピードでバシッと打ち抜く人もいた。森喜朗会長がいたら信じられないような弁えない方が多かった。どちらかといえば現役時代の平野早矢香タイプが主流だった。揉まれて早く上達しそうである。
揉まれて強くなるというのは苦難に打ち勝つ意志の問題であり、そこまでの熱意がなければ誰も始めない。楽天モバイルの1年無料プランに心を動かされても、現在利用中の電話番号を移し替える手間をすべてユーザー任せにするのは虫が良すぎる。1年無料だから契約しろ、セットで用意したスマホを買え、あとは今契約の通信会社から転出電話番号予約を取って、自分で楽天スマホに書き換えろ、と言われても、契約して商品が送られて来たはいいが、うまく処理できずに開通しなかったらどうするのかという不安がある。買ったはいいが使えない、困って電話しても音声案内しか出ないでは、詐欺と同じである。スマホ機器とSIMカードが送られてきたら挿し込んでセットくらいは目の前にあるものだから何とかするにしても、継続したい電話番号を楽天に伝えれば、楽天側でMNP転入処理を引き受けるのでなければ、期待通りの進捗で契約者数が伸ばせるものではない。すべてをユーザーにボールを投げるのでは、田中将大に今シーズン20勝以上を上げ、胴上げ投手を期待するようなものである。
米金利の上昇を嫌気して、きのうのNYダウは346ドル安の3日続落で、1.9兆ドルのコロナ克服刺激策も高値警戒感を払拭できない様相となってきた。この地合いを受けて本日の本邦も一時621円54銭安まで下げ、いつまでも30年ぶりの上昇相場を継続できないだろうと納得していた。ところが終盤にマジックが起き、終値は65円79銭安まで戻した。何じゃこりゃ、また公的資金のお出ましか。IT全般から第五世代通信、電気自動車開発で周回遅れとなり、脱炭素の潮流から取り残され、金融機関のシステム・トラブルが頻発し、平均賃金が韓国より低い中、頑張っているのは公的資金だけとも言ってよい状況であるけれど、国民生活基盤の年金や日銀決算が人質に取られているのだから、いつまた足を引っ張られることになるか分かったものではない。瓦の飛んだ屋根をシートで覆い、隙間風の入る破れ障子をガムテープで塞いで、何とかきょう1日を凌いでいる、あばら家住まいのような気がしてきた。
けふの日を
凌げば良しと
破れ障子
瓦も怪し
つむじ風には
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