玄関の片隅の水仙が開花していた。日当たり最悪の家なのに、このところ暖かかったので騙されたのかもしれない。通りでは、もっと騙されやすそうな木瓜の花が十分綻んでいた。早咲きの桜も咲いて、春が来たことを、ビジュアルに告げてくれている。
米国で1.9兆ドル(約200兆円)のコロナ救済対策が成立した。バイデン新大統領の順調な船出が後押しされた。新型コロナウイルスで雇用が冒され、生活弱者に一時金を給付する極めてシンプルで分かりやすい政策が彼の国では立案され、実行に移される。金のフローが見えやすいから、政策の信頼性が高く、政策効果の即効性も期待できる。ここぞという急所に政策を打つから、企業活動に即効力があり、雇用や経済の回復も彼の国では早い。
ところが本邦では政府が何をするにも、公的部門の権限拡張が伴うことが立案され、金のフローは補助金といった形で公的部門の裁量に任されるか、主に企業向けに実施されるから、資金循環が遍く回らず、使途不明金ばかりが積み上がり、政策効果が投入資金に比べ上がらない傾向がある。GoToキャンペーンのような事業が直接個人を対象でなく、政府公認企業を経由した助成になるのは、政策当局者に確実に見返りが見込めるスキームにしたいからと思われる。最近の事例では東北新社と総務省、鶏卵業界と農水省、といった間に無駄な交際金が生じるのは、許認可行政や公的予算が怪しげなスキームを通して、透明でなく恣意的に使われている証明になる。税財政の資金循環がシンプルさと透明性を失っていくと、国も人体同様、いずれ動脈硬化を起こして倒れかねない。首相も大臣も、政党も役人も、立派な給料と助成金を得ているではないか。何をそれ以上求めることがあろう。浅ましい所業はいい加減にしてもらいたい。
私もこの前、卓球教室入門のお試しコースで息苦しくなって脳梗塞を起こして倒れる寸前になった。コーチは不織布マスクでは駄目だと言っていた。昔のようにガーゼマスクが欲しくなった。店で探したら、本体ガーゼで1枚800円のがあった。ガーゼにしては高い感じなのでよく見たら、その他化学繊維を重ねて7層にしてウイルスも花粉も通さないと書いてあったので、それなら空気も通さないだろうと思って止めた。その半額で7枚入りが「通気性アップ=息快適」と謳っていたので、それにした。でも素材を見るとポリプロピレンとかポリエステルとか化学製品ばかりなので、次の練習に効果が出るか、あまり期待はしていない。
カタールで
石川平野
伊藤美誠
勝ちて締めには
東京の金
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