2012年8月26日に 読売新聞山梨版が、「ワイドリポート」として明野処分場問題について2本の記事を出しました。
「明野処分場 稼働延長に課題山積」 と 「是非巡り論争20年」 です。後者の内容から下に引用します・・・記者の質問にお二人が答えています・・・
――現在、漏水検知システム異常検知の原因を再度、専門家2人が究明している。7月末の中間報告では県側の「銅線の直接接触」との結論が否定された。
広瀬専務理事「中間報告の段階で正式にコメントできない部分はあるが、異常検知の原因に当たる現象すべてを検証できていたかと言われれば、不十分だったと認めざるを得ない。だが、今、システムは正常に動いている。安全性という最も大事な部分には自信を持っている」
篠原代表「当初の県側の原因究明は全くいい加減で不十分だったと証明された。そもそも原因が分からない状態で搬入を続けるのはおかしい。明野処分場は今、モニタリング機能がまひした状態だ」
(財)山梨県環境整備事業団 広瀬正三専務理事の答えはおかしいでしょう。
今、システムは正常に動いていても、最も大事な部分は異常事態への対応です。それが出来ていることを明確にする、異常事態にはどのように対応できるのか、その点をきちんと答えねばならない。
漏水警報が鳴った時に銅線(検知システム)の不具合なのか、事実漏水なのか、オオカミショウネンをどのように判断できる体制がとられているか、その事が問題の本質です。
まるでNOだ!氏が大飯原発の再稼働をさせたのと同じような思考回路しか持ち合わせていないと思えました、コリャ駄目だよ。
無免許の子供が見よう見まねで何十キロも安全運転できているから、運転免許が無くても安全に自信を持っているとほざくようなものだ。
読売新聞の記者さんは中立の立場で質問をし答えを記事にしただけでしょうから、通常の記者会見の質疑応答とは違います。
ネットでも紙面でも、判断するのは常に読者です。
ひとつ大事なことがあります。新聞のこのような記事から批判する時には、掲載された発言内容は、それで全てだったのかどうかの判断です。これは取材された側のブログなどで時々読める問題です。ですから広瀬専務理事として、ご自身の発言が意図した通りに掲載されていないという場合には、それを何らかの形でネット発信しておく必要があります。
ですから、私はこういう記事をすぐにWebページにはせずに、まずはコメントやトラックバックが可能なブログで書いています。