遺伝屋ブログ

酒とカメラとアウトドアの好きな大学研究者です。遺伝学で飯食ってます(最近ちょっと生化学教えてます)。

A Matter of Trust

2015-06-29 23:23:37 | たわごと
ツイッターの予告通りにバンクホリデーです。
【ギリシャ危機】資本規制導入、銀行の営業停止
やるのは簡単です。日曜の夜に「月曜から7月6日までお休み♪」と発表すればいい。問題はその後。銀行をどう開くか。7月1日から上限付きでいくらか引き落とせるようですが、7月5日の国民投票の結果をみて国民は7日にどう出るでしょうか。金融は信用で成り立ってます。

ギリシャのユーロ離脱を予想する論説が多い中、ちょっと毛色の違ったものを見つけました。ギリシャはユーロから離脱しないという・・・。
「Grexit」の名付け親、ギリシャの残留を今は予想 (BLOOMBERG)
日本の財政問題とギリシャ破綻 (NEWSWEEK)
オバゼキ先生の論説は日本の財政問題についても記述されています。勉強になります。
問題はギリシャ政府がけっこう駆け引き下手なことでして、『間違った選択』を真顔でしかねないことです。少なくとも、彼の政府はプロ集団ではないと思う。懸念しているのはその点です。まあ、どういう選択が正しいのか素人の僕には分からんのですが・・・正解なんてあるんですかね? www
日本が七夕を迎える頃には、とりあえず方向性がでてるでしょう。日本の市場に対しての影響は軽微だったと思います。しばらくギリシャネタで相場は上がったり下がったりするでしょうが、それはプロたちがもうける材料にしてるだけ。

デフォルトはしないでしょうけど、心配なんは中国さんや。バブルってはじけてから分かるもんなんですよ。
アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が下落-インドも下げる (BLOOMBERG)
中国色強まる「AIIB」、南シナ海問題で対立のフィリピンなど7カ国が署名せず
この週末、中国は金利を下げることを発表したのに株式市場がまた下がりました。投資家達が中国政府の意向を無視して売りまくってます。これでいちばん高かったところから20%以上の下落です。当然、ギリシャ問題があるのは承知の上での措置のはず。素人じゃないんだから。

〈以下引用〉上海総合指数 は前週末比3.3%安の4053.03で終了。6月12日の高値から20%余り下落し、中国で過去最長の強気相場が終わった。指数は7.6%安から2.5%高まで振れ、ポイントの動きは1992年以来の大きさとなった。テクノロジー株の指数は7.3%安と、業種別で最大の下げ。CSI300指数は前週末比3.3%安。

AIIBに対する署名を躊躇する国が出るのは、南シナ海での問題ばかりが理由じゃないでしょう。だって、金融は信用で成り立ってるのだから。インド経済の調子も悪いとしたら、アジアのインフラ投資に賭けるのはちょっと待ちたいと思う国が出るのは当たり前です。日本とアメリカが参加してないのもじんわり効いてるのかもです。

本日の酒:ねえよ
コメント
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