あくまでも自然現象

今日は移動性高気圧の後縁に入りまして南東の風予報。普通、昼には海風が押して北西風が南東風とぶつかって、「ひゃっほ～♪」というコンディションになるんです。ですが、ですが、この春から初夏はこうなると海風はふがいなく、押し負けて本流の東風のまま、ただし、離陸場には前からだましの風が入って離陸は可能という、別の意味で「ひゃっほ～！」といふコンディションになるのです。
というわけで、別の意味の「ひゃっほ～！」でした。荒れてたんすよ。高度をおろすにつれて全身全霊をこめてピッチコントロールでありました。場周に入るために追い風をどう背負うかが最大の問題でして、荒れた中で追い風は要注意であります。僕としては右ターンで入りたかった・・・・左ターンだと北風を背にしたタイミングで舟岡山に対面することになります。それがやだった。でも、左翼端がつぶされた。それでも右に切ろうとしたが、当然左の翼は走らない・・・・校長さんから無線が入った・・・・駐車場直上で場所が悪い、水田上空にとのこと。ありがたや、正直そこまで気にしながら操作する余裕がなかった。分かっていても、無線でいわれるとやるべきことが明確化する。いざという時の無線アドバイスはありがたい。折れた左翼端をまず直して、素直に左に旋回し、場周アプローチに入りました。

上の写真は今日のフライトで撮った手取川です。濁ってます。
手取川に清流戻れ 白山比め神社 漁業者ら御贄講大祭
放流予定だった稚鮎は他の川で流されることになったそうです。海の漁にも影響が出てまして、漁獲量が減るばかりか漁網が泥だらけで漁師さんが困っとるそうな。水力発電施設も一度停止しましたし、手取川の川下りも中止だそうな。崩れたところに草の種をまいて修復しようとかいう案が出ています。マジでか？
白山系は基本的に火山が作った地形で崩れやすく、流された土砂が美しい加賀平野の手取川扇状地を形成したとのことでして、有志以来こういうことは繰り返されてきたと地学者がコメントしていました。あくまでも自然現象なのです。人間がどれだけ関与していいのでしょうか、いや、関与できるのでしょうか。

さて、サミットの開催国はドイツであります。外交劇場の主役はＧ７のリーダーたちと・・・
ギリシャ首相：債権者は提案取り下げを－「非現実的」と一蹴 (BLOOMBERG)
ウクライナ、デフォルトの危機　債務と紛争で経済は疲弊
この二カ国が主役？　日本の首相がウクライナに寄っていったのは、北方領土との関連で「力による領土変更は認めない」という声明を出しにいっただけではないでしょう。それは前からゆうとるし。どちらかといえば、デフォルトしかかってる件でウクライナに行ったんじゃないでしょうか。欧州はギリシャ経済で手いっぱいでしょうし、日本がウクライナを助ければ・・・欧州だけでなく、実はロシアも助かるはずです。日本はあちこちに恩を売れる。そんな気がします。
ギリシャは、まだしばらく寸劇が続くと思います。それが喜劇なのか悲劇なのかは誰も知りません。誰も。

本日のお酒：SUNTORY MALT’S　＋　高知米焼酎　とさ