踊る阿呆に見る阿呆

昨日「ちょいと北かぶり」と今日の風の予想をつぶやきましたが、まあ、ある程度当たったけども飛べるような風ではなかったので、北高圧線越えてパラボラなんて無理！　予報は大外れっ。
１１時過ぎに５～６人のパイロット達と入山してスクール校長のフライトを見て、広げかけた翼をシルバーバッグにいれて長い様子見と決めました。もう荒れ荒れで飛ぶかどうかってレベルじゃない。こういう時、獅子吼エリアはいいんですよ。レストランで優雅に昼食をとり、窓から空を見ながらおしゃべり♪
それも飽きたんで、テイクオフに行くと３時過ぎからたまに前から風が入ってくる。パラグライダーは前から風が入らないと翼にさえなりません。もちろんまだ不安定だと分かっちゃいるんだけど、前から入ってくる海風が安定すれば少々強くても問題なく飛べます。
そんなわけでフライト準備してリバースポジションをとり、吹き流しの動きを観察開始。装備をつけてその体勢に入った時には、再び風は追い風。だめだ。ぜーんぜん安定してない。４時頃にやっと向かい風・・・これで出たっ。つ、つ、翼の手応えがおかしい・・・なーんか、柔らかい手でぐっと上から押さえつけられてるような感じ。と思ってたら、いきなりピッチアップして高度を上げながら翼端がバシャッと・・・・２発目に思いっきりピッチアップを食らって翼が大潰れ。そのまま真下に降下・・・・昔だったら「ひぃぃぃぃ～」と怖さでいっぱいだったろうけど、レスキューパラの出し方を心の中で復習しながら、「高度ロスしてラッキー」という気持ちが少しだけ。こんな空からは早く降りるにこしたことはないからね。後で、テイクオフで僕のフライトを見ていた岩ちゃんに聞くと半分潰れたそうな。僕も右翼が完全に無くなったなと思ったけど、「半分しかない」と思うのと「半分あるなら回復するでしょ」と思うのとは全然違う。後者の考え方の方がアウトドアスポーツを楽しめます。ではでは♪

明日も高気圧に覆われて素晴らしいお天気になるでしょう。今日の西の夕空はとってもきれいでしたよ（上の写真）。