齋藤信幸のロングステイ!米国・カナダ・中国・台湾・韓国・フィリピン・イタリアなどへの旅行体験やカミサンポをご紹介 

60歳を過ぎてそこそこのお金とほぼほぼ時間のある今、長期旅行に挑戦しましょう。そして大切な妻とカミサンポ。

美食なしカミサンポもなし:夏が来ると思い出す「カニ族」暮らしの一か月

2021-08-01 15:01:56 | アメリカ西部
私のアメリカでのキャンプは、長くても2週間、それもホテル滞在と混ぜての話。

それよりも長い「野営?」暮らしは、大学3年のとき。クラスメイトのT君と前年の下北半島旅行に続いての二人旅。
リックを担いで、夜行列車と青函連絡船で函館へ。そこから一か月の北海道の旅。

石川さゆりの「津軽海峡冬景色」がヒットしたのは、私が社会人になった1977年。会社の忘年会のカラオケで熱唱?したのを覚えている。誰が?わてが。

その北海道旅行、何が原因だったか忘れたが、T君とは早い段階で喧嘩をして一人旅に。

当時は私のようにリック一つで旅行している人が多く、その姿から「カニ族」と呼ばれていた。
札幌駅前にかってに寝袋をしいて就寝、そんな人が沢山。帯広駅には、カニ族用のプレハブがありお世話になった。

そのプレハブ小屋にカニ族ではないトラック運転手が子ずれで泊まっていて、車の中から冷凍のカニを出してきてご馳走してくれた。
また、電車の中や船、ヒッチハイクで知り合った人が、自宅に呼んでくれたことも何度かあった。

本当に皆さん、親切。私が殺人鬼などと思う人は誰もいなかったようだ。

今ではどうか分かりませんが、当時、北海道はどこでもキャンプしてよいときいていたので、野宿をベースに気楽に長期間旅行ができた。

私の体験は、あくまでも旅行。ノマドは車での「生活」。旅行ではない。

まったくの野営よりは、生活しやすいでしょうが、自宅やアパートのようにはいかない。
そもそもキッチンやシャワー付きの高級キャンピングカーで、電気、水道、下水設備のあるRVパークに泊まれるよう人は、ノマドにはならない。

そう!「ブーンドッキング」(boondocking)、このような電源、水道、下水等の設備のないところに車で宿泊、が基本。
無料で車を止められるところを見つけてひっそりと暮らすのが基本の一つだそうだ。

米国ではRVパークなど決められたところ以外で車中泊は禁止。フリーウェイのサービスエリアもだめ。
Walmartなど24時間営業のスーパーマーケットなどは大目に見てくれるようだ。近隣の人に通報されたり、警察に踏み込まれたりしないように注意が必要。

その点は、日本は違った意味で安心。海外渡航が難しい今、国内車中泊旅行も計画してみたい。実は計画中。

<こんな景色の中をドライブ、砂漠でキャンプ、・・・いつになるやら>
コメント
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