室内楽の愉しみ

ピアニストで作曲・編曲家の中山育美の音楽活動&ジャンルを超えた音楽フォーラム

Hectic Day

2006-11-14 23:51:46 | Weblog
新宿トラッド・ジャズ・フェスティバルは、賑やかに終わりました。
私は12時からジャズバンドで、2時からタンゴバンドの2枠、いずれも馬酔木(アシビ)で演奏させて頂きました。
 ジャズバンドの方は演奏者が7人もいて、それぞれ立ち位置が窮屈になり、何度かギターのネックに突かれました。でも和気藹々と、でもあまりまとまり無く、何とか終わりました。
 終わって外に出ると、Bob Greene氏がいて、次の枠は空いているので、一緒にハリソンバーへ行き、プロ中のプロの演奏を聴きました。レンガの壁の、響きの良いお店なので、2クラ、生ギター、生ベースの妙技を堪能できました。
 次がタンゴの”アストロンーツ” 私たちトリオに助っ人として、ギターの阿部さん、バイオリンのヤンネ舘野さんを呼んであったのですが、ヤンネがなかなか店に現れず、ヤキモキしました。新宿駅からのタクシー運転手が迷って、遅れたのだそうです。とにかく、お客様がいっぱいで、演奏者がピアノの側までたどり着くのが大変で、譜面台の位置、ベースの立ち位置を定めるまで、すったもんだ・・。 なるべく話を少なくして、曲を多めにやる事を心がけたのですが、それでもギター入りの曲を1曲カットせざるを得なくなり、阿部さんには失礼な事をしてしまいました。 お客様をかき分け、やっとヤンネが現れ”ジェラシー”を始められるようになるまで大変でした。ガラ空きだったら淋しいと思い、10人位、応援団を頼んでおいたのですが、サクラだけでなく、お客様全体が大変に暖かい目で見ていて下さったのは、ありがたかったです。ヤンネもライブの雰囲気を愉しんでくれたようでした。珍しさも手伝って、タンゴは受けました。演奏そのものは、まだまだ改善の余地有りですが、ステップ・バイ・ステップ、と思っています。
 ヤンネと来年の音楽会の打ち合わせをしに、スタバへ30分程ぬけだしてから”新宿アコギの会”の石の花へ行くと、出演者が3人、アコースティック・ギターを抱えたまま、外に出ていて「どうしたの?」と聞くと、「全員入るとキツいので、外で出番待ち」との事でした。最後の曲で全員が入る時に、一緒にくっついて行ったら、演奏位置が玄関そばだったので、演奏者の出入りが楽だった事が分かりました。総勢6台の生ギターに、ベース1台というアコースティックの世界は余所の喧噪と違って、なかなか綺麗なサウンドでした。
 最後にかりゆしというお店で総勢15-16人の寄せ鍋バンドを聴いて終了。目星をつけておいた近くのお店で20人位の打ち上げをしました。ここで気がつくと幹事をやる嵌めになっていて、ドタバタ。私は、大人しく一次会で帰りました。
 お祭りなので、こんなものかもれませんが、今までで一番、ドタバタの一日でした。自分の役割を果たして、お祭りの雰囲気も愉しめました。そして、祭りのあと。風邪をひきました。